米ドル建てのメリットと日本円建てのデメリット|人口推移からの分析を図でわかりやすく解説

小さなアメリカの国旗を持つ女性 お金
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米ドル建てのメリット

保険には日本円で積み立てていく日本円建てと、米ドルで積み立てる米ドル建てがあります。両国の将来性をみていくと米ドルで積み立てておいて、最終的に米ドルとして受け取る方がメリットがあると考えられます。

日本円で積み立てた方が得をするのは、世界経済に対して日本円の価値が高い(強い)ときです。20年後に日本という国が世界の中で今よりも経済的により優位になっている場合は日本円で積み立てた方が得策です。

国力(GDP)は往々にして人口に比例します。日本の人口推移は以下のようになっています。

日本の人口推移

▼日本の総人口推移と人口増加率

https://www.macrotrends.net/countries/JPN/japan/population-growth-rate

戦後の1950年から2000年頃まで人口は伸び続けてきましたが現在は下がり傾向。2100年には戦後と同等までに下がる予測です。

その中でも特に重要なのが働ける人の割合です。人口が少なくても、働ける若者が多ければ国力は安定します。一方で、働けない老人ばかり人口が増えていたら危険信号MAXです。

日本の2050年(約30年後)の年齢別の人口比率は75歳前後が最も多く、働き盛りの50代以下はどんどん減っていきます。明らかに国のパワーは減っている超老人大国です。

wikipedia

アメリカの人口推移

アメリカの人口推移をみてみると、約80年後の2100年ですら人口は増加し続けます。

https://www.macrotrends.net/countries/USA/united-states/population-growth-rate

つまり、それだけ、ものを作ったり消費したりする人の数は増えていくということです。経済が回らないわけないですね。

2050年のアメリカの年齢別人口の割合は55歳前後が最大。そして、60歳以降の人たちよりも、50歳よりも若い人たちの方が人口は多いです。

https://www.populationpyramid.net/united-states-of-america/2050/

日本の将来はかなり悲観的ですが、アメリカはまだまだ伸びる可能性おおありというところです。

世界の人口推移

世界的に見ても、人口は爆増していきます。

https://population.un.org/wpp/Graphs/DemographicProfiles/Line/900

2000年に60億人だった人口は、2020年時点で70億人ほど、2100年には11億人ほどになります。(2000年の約2倍!)

年齢別に見ても、25~64歳の働ける人口の割合が飛び抜けて多くなります。

日本はオワコンですが、世界的に見ても経済はこれからさらに活発化していくことが予想されます。

人口増加率を日本の最盛期と比較するとわかりやすいです。

世界の人口増加率推移 1950~2100年

ポイントはグラフが右肩に下がっていることではなく、0%を上回っているということです。世界の人口増加率は2020年で約1%、2100年でも0%を上回る予測です。

これは、日本が最盛期ともいえた1960年頃~2000年までの人口増加率と同じような状態です。つまり、日本は世界の中でも一足先に50年早送りで伸び切ったともいえます。そして、これから先の50年で日本で起こったことが世界各地でも起こると予測できます。

日本の人口増加率推移

保険会社はひとりひとりの保険を契約した人から集めたお金を、この成長していく世界経済に投資できるので強気に最低利率3%を保証できるのですね。

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