【解決】Buffalo(バッファロー)WiFi 無線LANの接続が断続的に切れるときの対応・設定方法|途切れる,使えない,通信エラー,インターネット通信がありません,WiFiマークがつながってる,再起動で改善しない(WSR-6000、AX-6000 図でわかりやすく解説)

暮らし
記事内に広告が含まれていることがあります。

Amazonで購入した最新かつ比較的上位モデルのBuffaloのルーターが接続が頻繁に途切れる(切れたり、つながったりする)といううっとおしくて酷い症状に遭遇しました。

対処法としてよく記載されている、電源を切って30分置く、子機も同様に電源を切って再接続するといった方法をとりましたが全く改善されず不良品ということで諦めかけました(購入後1か月過ぎていたので返品もできず、、泣)

ところがこれが設定をいじることで綺麗に改善したのでその方法についてまとめています。この症状に遭遇している人は必見です。


結論

結論から言うと、通信が断続的に切れる症状は「DNSサーバー」と「EasyMesh」によるものでした。設定を変更すればまったく途切れることなく高速で複数機器をつなぐことができます。設定を変更してから半年以上が経過しましたが1度も途切れることなく安定した高速通信を提供してくれています。

Buffaloルーター「WSR-6000」はめちゃめちゃいいルーターです。

(前置きが長いので「そんなのどうでもいいから、解決策を早くくれ!」という方は下の「対処法」までスクロールしてください)


WSR-6000のメリット
  • 回線速度が速い
  • たくさんの機器をつなげられる(8ストリーム、うちの場合は常時10デバイス以上つながっています)
  • Wi-Fi 6対応
  • 大容量通信が可能(ワイドバンド160MHz)
  • IPv6対応
  • セキュリティが高い(WPA3)
  • コスパがいい(★超重要。他の上位機種に比べ半値(1.4万ほど)で買える)


レビューを見ると不安になりますが、きちんと解決することができます



中継器と接続すると更に便利

WSR-6000AX(WSR-6000AX8)は中継器と接続することで、ドアを数枚隔てた電波が届きにくい部屋やお風呂場、屋外にまで電波を飛ばすことができます

次の中継器を使えばその接続はとても簡単です。親機と中継器のボタンを長押しすれば数分で設定完了します。Buffaloさんさすがです。

我が家で使用しているのは「WEX-1800AX4EA」と「WEX-1800AX4」です。どちらもWi-Fi6対応でコスパも比較的良く、設定も簡単でしかりつながります。


WEX-1800AX4EA

「WEX-1800AX4EA」はWi-Fi6に対応した中継器です。

Buffaloさんからは中継器が大量に発売されているため、Amazonで見るとすでに販売が終了した昔のモデルがずらりと並びます。一見するとどれも似た形をしているのでどれがいいのやらわからなくなります。

今はすでにWi-Fi6の時代です。間違えて旧モデルのWi-Fi5を購入しないように気を付けましょう(通信速度が遅いです)。


WEX-1800AX4

「WEX-1800AX4」はコンセントに直接グサッと挿すタイプです。「えっ、こんなシンプルで簡単でいいの!?」ってぐらい簡単です。もちろんWi-Fi6に対応しています。

場所を変えたいときも電源オフして他のコンセントに差し替えれば、再設定などせずにそのまま使えます。




発生した症状

まず発生していた症状ですが、以下のような状態で非常に悩まされました。

  • 接続が頻繁に途切れる。
  • Wi-Fiマークが表示されスマホがつながっているのに、インターネット接続がありませんと表示される。
  • つながっているスマホと繋がっていないスマホがある(すべてが一度につながらなくわけではない)
  • Wi-Fiを他のに切り替えるとつながったりする(2.4GHz、5GHz、WPAなど)

特に、つながっていたと思ったら、インターネット接続がなくなる。「あれっ、おかしいな。。」と思い、他のデバイスを見るとそっちはつながっていたりと、とにかく意味不明な状態でした。

Wi-Fiマークがあってつながっているのに、インターネット接続がないという症状も意味不明です。

更に悪いのは、「ルーターの不具合か?」「光回線の不具合か?」「ONUの不具合か?」など、原因が多数に考えられ、しかも、それぞれで業者が違うということです。(まじで勘弁してほしい、、)

結局、楽天光やNTT、Buffaloなど色んなところに問い合わせ、そのたびに伝えられたことを全て試す羽目になりました(どこも対応はとても丁寧でした)。問題解決にたどり着くまでに数か月かかりました、、泣



意味ない対処法

Buffaloの無線LANルーターが不調なとき一般的に言われている下記のような対処法があります。はっきりいって、今回の場合は以下のような対応は意味なしでした。ただの時間の浪費です。

  • モデム、Wi-Fiルーターの電源をオフにする。(ACアダプターをコンセントから抜きます)
  • プロバイダーから借りている機器(ONU、光回線終端装置など)を外し、電源を切る(30分以上切ってから電源を入れる)

毎回電源切ってつながるまで待機する(しかも30分以上待つ)とかホントやってられません。。



同じ症状で困っている人が多い

WSR-6000はそのコスパの高さからめちゃくちゃ購入されているモデルです。

約1000件のレビューがされていますが、レビューのうち14%は☆1~2です。酷いですね。


レビューの中身を見ると、似たような症状を抱えている人が大量にいます。

レビュー
  • なんらかの原因で一度端末の接続が切断すると再接続がうまくできなくなる。
  • 機器により無線通信の相性が悪く見え、通信が頻繁に途切れる機器がある。
  • たまにパソコンの通信も良く無い状態になります。
  • 電波は格段に早くなったが何時間も電波が切れて繋がらない状況が連発する。
  • 接続が定期的に途切れて使えない。
  • ファームウェアの更新をしても改善せず、正直不良品のレベル。


ほんと酷いストレスです。私もまったく同じ症状で、もう手放して新しいのを買おうと心を固めていました(今思い返すと手放さず、新しいのを買わなくて本当によかった。ホントに。



対処法

前置きが長くなりましたがいよいよ対応方法です。やることは以下の3つで、手順がわかっていれば10分もあれば終わります

対応方法
  1. ファームウェアを最新にする
  2. DNSを設定する
  3. 高速ローミングとEasyMeshをオフにする

Buffaloルーターの設定ツールであるAirStationがない場合はインストールする必要があります。


Buffaloルーターの設定をいじるためにAirStationというツールが必要になります。ない人はまずこれをインストールします。


手順0:AirStationのインストール

AirStationはBuffaloルーターの設定をいじるツールでBuffaloの公式ページから無料でダウンロードできます。

自分の環境に該当するものを選びます。



下の方にスクロールし、「使用許諾に同意します」にチェックを入れて「ダウンロードする」をクリックします。


ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてインストールを行います。


インストールが完了したら、デスクトップにある「エアステーション設定ツール」をダブルクリックしてAirStationを起動します。


現在起動しているWi-Fiを自動で探してくれます。中継器を接続している場合は親機とまとめて表示されます。

今回設定をいじるのは親機であるAX-6000なので、該当するものを選択します(下記は表示名(SSID)を変更してあるのでご参考です)


「設定画面を開く」をクリックします。


ブラウザが起動して、WSR-6000と書かれたログイン画面が表示されます。「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。


パスワードのありか

パスワードは2か所に記載されています。

①ルーター本体横に「パスワード:本体ログイン用」と書かれている
②ルーター購入時についてきた「セットアップカード」に記載されている。

どちらも同じものです。


「詳細設定」をクリックします。


これで、詳細設定画面が開きます。この画面で今回必要な全ての設定を行うことができます。




手順1:ファームウェアを最新にする

まずはファームウェアを最新にします。(ちなみに、私の場合はもともと最新になっていたので、ファームウェアは今回の症状とはほぼ関係ないと思います)

現在のファームウェアのバージョンは「ステータス」→「システム」メニューの一番上に表示されています。


バージョンが1.02以上であれば問題ないと思いますが、念のため最新にします。


左メニューの「管理」→「ファームウェア更新」を選択します。次いで、「オンラインバージョンアップ」を選択し、「更新実行」をクリックします。


最新版を選択して「更新実行」をクリックします。


注意点

更新は2分ほどで終わりますが、更新中はインターネット接続が切断されます。更新が完了すると自動で再接続します。



以下のように表示されたら更新完了です。




手順2:DNSを設定する

続いて、DNSを設定します。こちらはとても簡単です。

左メニューの「LAN」→「LAN」のDNSサーバーの通知で「指定したIPアドレス」を選択し、以下のように設定します。

DNSの設定
  • プライマリー:8.8.8.8
  • セカンダリー:8.8.4.4



入力が完了したら右下の「設定」を押します。DNSの設定は以上です。



DNSとは何か?

ここは補足です。特に関係ないので興味のない人は無視してください。

DNSとはドメイン・ネーム・システム(Domain Name System)の略です。

私たちがWEBサイトやいろんなウェブページを閲覧するときは「https://xxx.com」といったURLを使います。このときに重要になるのが「xxx.com」というドメインです。ですがこれは人間専用のURLです。(httpやhttpsというのは通信方式です)

サーバーやパソコンなどのシステム同士の間では「192.36.192.129」といったIPアドレスが使用されます。この数字のIPアドレスとxxx.comというよく見るアドレスの紐づけを行っているのがDNSです。つまり、私たちがURLでWEBサイトを閲覧するために必須のシステムということです。


DNSの紐づけとは?

人間が「https://xxx.com」といったURLを入力したときにパソコンなどのシステムはそれが何をさしているのかわかりません。

そこで「このドメインのIPアドレスはなんですか?」と問い合わせます。その問い合わせ先がDNSサーバーです。


8.8.8.8、8.8.4.4とは何か?

DNSサーバーは世界中に無数にあります。もちろんサーバーによって性能は大きく異なります。中でも最も早くてセキュリティ的にも安全だといわれているのがGoogleが運営している「Google Public DNS(GoogleパブリックDNS。dns.google)」です。

このGoogle Public DNSに問い合わせてくれと指定するのが「8.8.8.8」と「8.8.4.4」です。この4つの数字はIPv4アドレスといって、Google Public DNSを指定しています。

ちなみにIPv6だと「2001:4860:4860::8888」と「2001:4860:4860::8844」です。


8.8.8.8、8.8.4.4はなぜ2つあるのか?

「8.8.8.8」だけでなく「8.8.4.4」もあるのか?というと、通常は「8.8.8.8」に問い合わせますが、このサーバーに問い合わせが集中していてつながらない可能性があります。そういった場合に「8.8.4.4」というGoogle Public DNSの2つ目のサーバーにアクセスしてくれという意味になります。

DNS設定で「プリマリー」と「セカンダリ」とありますが、「プライマリー」はprimaryで「主要」や「第1」という意味になります。

「セカンダリ」はsecondaryで、「2番目」という意味です。


結論:DNS設定した意味は?

今回DNS設定をしていますが、Buffaloルーターの接続が断続的に途切れる状況とはあまり関係ないのかなと思います。

ただ、Google Public DNSを指定した方が通信速度は確実に早くなるので、やっておいて損はないでしょう。(Buffaloのヘルプサービスで「設定してくれ」とのことだったので、やった方がいいです)




手順3:高速ローミングとEasyMeshをオフにする

今回のBuffaloルーターのインターネット接続(Wi-Fi)が途切れる症状の一番の原因は「高速ローミング」と「EasyMesh」だと思われます。設定でこれをオフにします。

左メニューの「無線設定」→「EasyMesh」を選択し、「高速ローミング(11r)」のチェックを外します



続いて、一番上の「EasyMesh機能」のチェックを外します(下に表示されていたメニューが非表示になります)。

非表示になるなら、いちいち高速ローミングの✓を外さなくていいんじゃないの?と思いましたがBuffaloサポートさんの指示で、しかもきちんとつながったので外しておいた方がいいと思います。

最後に「設定」をクリックして完了です。



以上で全ての設定が完了です。私の場合、これでインターネット通信(Wi-Fi)が途切れることが一切なくなりました

Buffaloの丁寧に教えてくれた担当者さんに感謝です。(最初からこんな不具合出さないでくれれば何日間も調べたり、あちこちに電話して聞いたり、ストレスにさいなまれなくてすんだのに 笑)



Buffaloのコスパ最強高性能ルーターと中継器

結論から言うと、WSR-6000は同程度の性能や機能を持つWi-Fiルーターと比較してコスパもかなりよく、通信速度も速く安定したルーターです。

Amazonのレビューを見て「これ使えるの??」「うちもつながらなくなるんじゃないの??」と思う人がいたら、その心配はありません(発生はしますが、対処できます)



家の中のWiFi環境をさらに快適にするために中継器もおすすめです。Wi-Fiを接続しなおす必要もなく、移動した場所で最適のWi-Fiに自動でつながります。さすがBuffaloです。


WEX-1800AX4EA

「WEX-1800AX4EA」はWi-Fi6に対応した中継器です。

Buffaloさんからは中継器が大量に発売されているため、Amazonで見るとすでに販売が終了した昔のモデルがずらりと並びます。一見するとどれも似た形をしているのでどれがいいのやらわからなくなります。

今はすでにWi-Fi6の時代です。間違えて旧モデルのWi-Fi5を購入しないように気を付けましょう(通信速度が遅いです)。


WEX-1800AX4

「WEX-1800AX4」はコンセントに直接グサッと挿すタイプです。「えっ、こんなシンプルで簡単でいいの!?」ってぐらい簡単です。もちろんWi-Fi6に対応しています。

場所を変えたいときも電源オフして他のコンセントに差し替えれば、再設定などせずにそのまま使えます。





Buffaloお客様サポート

今回のお客様サポートの内容は以下になります。Buffaloはサポートが丁寧と評判ですが、本当に丁寧です。

ファームウェアの更新とDNSの設定


高速ローミングとEasyMesh機能のチェックを外す


様子を見る



私はチャットで問い合わせましたが、接続状況など細かいことを聞かれたり、AirStationを使った設定をしたり、先方からの回答待ち(調べものの時間かな?)で結構待たされたりとと、30~50分ぐらいかかった上に慣れていない人からすると???なことが多いので人によっては難しいかもしれません。

少しでも同じ症状で困っている人のお役に立てれば嬉しい限りです。


タイトルとURLをコピーしました