目標を明確にする方法|成功と幸せをもたらす目標とビジョンや価値観との違い

思考法
Hands holding goals letters with withe background
記事内に広告が含まれていることがあります。

人の日常は、成功や幸せにつながる2割とたいした成功を生み出さない8割でできています

たいした成功を生み出さない8割は人生の無駄です。

この8割を捨て残りの2割に時間と力を注ぐことができれば、あなたはもっと成功し幸せになることができます

8割を捨てるというと、余計な誘いや仕事を「捨てる」というと「すみません。できません」と断る練習をすることが大事だと考えてしまうのが普通ですがそうではありません。

正しく断るためにやるべきことがあります。それは目標を明確にすることです。

ここでは、自分に成功と幸せをもたらす目標を明確にする方法と、その際に理解しておくべき目標とビジョンや価値観の違いについて解説しています。

目標設定のメリット

目標があるかないかで人の判断や取捨選択は大きく変わります

目標を設定する大きなメリットは判断を簡単にすることです。

「これをやれば目標につながる。だからやる」なのか「これは目標の達成につながらない。だから断る」というように判断がとても簡単になります

例えば「来年度までに再生可能エネルギーを使って売上を2倍にしたい」という目標があったとします。その時にウェブサイトの制作やデザイン作成の依頼があっても、それは目標には関係ないとすぐに判断できます。

一方、太陽光パネル設置の相談や依頼があればそれは目標に直結するという判断ができます。

「来年度までに海外留学したい」という目標も同じです。留学するために費用を溜めたり英語力を磨く時間が必要です。「バイトのシフトもっと入って」と依頼されればイエスとなります。

一方、友達から飲み会やろうと誘われたら、それは目標に直結しないのでノーという判断ができるようになります。

明確な目標がないと「なんとなく行く」「とりあえずやってみる」となってしまい、時間と体力をどんどんと無駄に浪費してしまいます


本質的な目標の見つけ方

目標といって「ああいう人になりたい」「時間が欲しい」「売り上げ目標〇円」といった様々な目標が思い浮かびます。

人生に成功や幸せをもたらすためには自分が心から納得できる興味関心がある本質的な目標を設定する必要があります。

難しそうに感じるかもしれませんが、本質的な目標を見つけ出す簡単な方法があります。

それは、目標を2つの軸で分類することです。

2つの軸

本質的な目標を見つけるための2つの軸
  1. 「一般的」or「具体的」
  2. 「平凡」or「刺激的」

この分類方法をしたときに「具体的」かつ「刺激的」な目標が本質的な目標になります


目標の分類

更に深堀をするとこの2つの軸を使うことで目標を次の4つに分類することができます。

分類軸1軸2
本質的な目標具体的刺激的
ビジョン一般的刺激的
価値観一般的平凡
四半期目標具体的平凡

図にすると次のようになります。


具体的で刺激的な目標とは?

本質的な目標とは「具体的」かつ「刺激的」なものです。

具体的とは?

「具体的」とは明確な数値や対象物が決まっていることを指します。達成したかどうかが測定可能できることが重要です。

例えば「10か月後の〇年〇月までに、受注を〇件増やす」という内容です。

逆に具体的でない目標とは「人々を幸せにしたい」「結婚したい」という願望や理想像などが当てはまります。


刺激的とは?

「刺激的」とは自分の興味関心に強く直結していることです。「魅力的」とも言い換えることができます。

例えば山登りに興味がある場合に「〇月までに10個の山に登る」という目標です。

これとは逆に刺激的でない目標とは自分が進んでやりたいと思わないことです。例えば仕事でやらなければいけない「売上高一人〇万円」「訪問件数〇件」というノルマのようなものが当たります。

もちろん何が刺激的かは人により違います。十人十色です。


「具体的」かつ「刺激的」な目標の例

「具体的」かつ「刺激的」な目標とは例えば、

  • 「来年の8月までに100万円貯めて、10月から冬にかけてノルウェーとスウェーデンを3か月間旅行する」
  • 「2年後までに会社で太陽光パネルを設置と自給システムする技術を確立し、2年半後にそのシステムを会社と自宅に導入し電気代を0円にする」

などです。具体的な数値や場所の目標があり、かつ自分の興味関心と深く直結している内容が本質的な目標です。


本質的な目標以外の例

本質的な目標以外の例は次のようになります。

ビジョンの例:「田舎の山奥で再生エネルギーを使った先端的でエコな暮らしがしたい」というのは「刺激的」で「一般的」なのでビジョンになります。

価値観の例:「家族とゆっくりした時間を過ごす」は「平凡」で「一般的」なので価値観になります。

四半期目標の例:「1年後までに売上高1億円を達成する」は「具体的」で「平凡」なので四半期目標になります。



ビジョン・価値観・目標の違い

「ビジョン」「価値観」「目標」の3つはどれもとてもよく似たような言葉に見えますがそれぞれに明確な違いがあります。

日々の暮らしの中で成功と幸せにつながる選択をするためには、違いを理解し使い分けられることが重要です。

項目内容
ビジョン理想像・将来像
価値観基準。正しい、間違っている、好き、嫌いの判断基準
目標目印・水準。具体的な対象物や数値がある

ビジョンとは?

ビジョンとは英語のVisionです。Vison自体の元々の意味は「見通す」です。そのため、将来像」や「理想像」といった意味になります。

似たような言葉でビュー(View)という単語があります。これは実際に目の前に見えている景色を指します。

ビジョン(Vision)は現在は見えていないけど目を閉じると思い浮かべることができる光景のことです。


価値観とは?

価値観とは自分が何に価値があるかを判断するための基準です。

正しい、間違っている、好き、嫌いという様々な判断のもとになっている基準を価値観と呼びます。

あなたが何かを「好き」と言ったときに「なんで好きなの?」と聞かれたときの答えが価値観になります。

同様に「なぜ間違っていると思うの?」「なぜ嫌いなの?」の答えもあなたの価値観です。

英語ではモノなどの価値を表すバリュー(value)が価値観を意味します。


目標とは?

目標とは目的地にたどり着くための目印や何かを実現するために達成する水準のことです。

「あそこに向かって進め」や「今月の売上は〇円を目指す」というのが目標です。具体的な対象物や数値があります

英語で言うとゴール(the goal)です。ゴールテープがあるように、具体的に越えるべきものがあります。


まとめ

ひとえに目標といってもその中身は様々です。中には目標を達成しても成功や幸せにつながらないこともあります。

そのような目標を追い続けることは限られ貴重な人生の時間の浪費でしかありません。

「刺激的」かつ「具体的」な成功と幸せをもたらす正しい目標設定を行って、あなたがより幸せな人生を歩めることを心より願っています。


参考


タイトルとURLをコピーしました