コーチはいらない?独学でいい?一流コーチの必要性

思考法
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自立心やコスト意識が強いタイプの人は、人から学ぶことを敬遠したり、コスト削減のために独学でなんとかやりきろうとします。

コーチよりも自分の能力の方が高い。自分でなんとかできると思うことがほとんどです。

ですが、それでもコーチがいた方がいい理由があります。


一流のプロスポーツ選手には一流のコーチがついている

経営者やマネージメントなど、ビジネス界でプレーをする人は、スポーツ界におけるプレーヤーです。

自身のパフォーマンスを最大限に発揮することが成果へとつながっていきます。

一流のスポーツ選手はとても優秀です。ですが、そういった一流スポーツ選手の陰には必ず、一流のコーチがついています

健康管理やメンタル管理のコーチ、選手の動きを観察し試合を分析してより最高のプレーをするためにはどうすればいいかをアドバイスするコーチなど様々です。

あらゆるものを自分で管理するよりも、そういったことは信頼できるコーチに任せ、自分は自分にしかできないことに集中する方が全体のパフォーマンスは跳ね上がります。

本当に良いパフォーマンスを残そうとするのであればコーチの存在は必須ということです。


コーチの能力が高い必要はない

そもそもコーチの能力が自分を上回っている必要はありません。なぜなら、あなたに求められる能力とコーチに求められる能力は異なるからです。

コーチの仕事はあなた以上の能力を発揮することではなく、あなたの能力を最大限に発揮できるように導くことです。

企業などの組織の中にコーチを設定する場合は、コーチの役割は組織にいる社員のパフォーマンスを上げることです。

このため、どれだけ優秀な学業成績や実績を残していて、どれだけ知識豊富でも、横からあれこれと口を出し、やる気をそぐようなコーチには価値はありません。

point

コーチの役割はあなたや組織のパフォーマンスを最大化すること。


コーチは不要と思っている人は伸びない

自信満々で自分にはコーチは不要だと思っている人は、必ず伸び悩み大きな失敗を犯します。

コーチが不要だと考えていることは、自分の力を過信し、人の意見に耳を傾けず、独りよがりな思考の表れだからです。

人の意見に耳を貸さず、自分こそが正しいと思っている人の周りには、本当に優秀な人たちは集まってきません。信頼関係や協調関係を築くこともできません。

周囲の人々と信頼関係や協調関係を築けなければ、成長は停滞し、社会からの信用を失い失敗するのは必然です。


コーチが必要だと考えている人は成功する

自分にはコーチが必要だと考えている人は、周りの人の意見に耳を貸します。自分自身が決して完璧ではなく、まだまだ伸びる余地があることを理解しています。

出されたダメ出しやアドバイスを素直に受け取り行動する覚悟があります。人を信じることをしっています。

そういう人が伸びないわけがありません。当たり前のように、弱点を克服し、能力を伸ばし、周囲とも信頼関係や協調関係を築いていける人は必ず成功します。

もちろんコーチは誰でもいいわけではありません。

あなたをコーチングする適切な能力があり、自分の利益よりも、あなたのパフォーマンスを伸ばすことに真剣に取り組んでくれる人でなければいけません。

誰をコーチにするかは徹底的に考え抜かなければいけないことです。

間違ったコーチを選んでしまうと、あなたのやる気は地に落ち、組織の業績もどんどんと下がっていきます

少しでも違和感を感じたらそのコーチは即座に解任し、本当に最高だと言い切れるコーチを探す必要があります。


エリック・シュミットとベル・キャンベル

コーチに関して、GoogleのCEOエリック・シュミットとAppleのコーチも務めた有名なベル・キャンベルの話があります。

Googleに就任したてのエリック・シュミットは「ビル・キャンベルをコーチとして迎え入れてはどうか?」と聞かれてときに、「コーチなんて必要ない。自分のやっていることぐらい、ちゃんとわかっている」と言って断りました。

しかし、その後、ビル・キャンベルをコーチとして迎え入れた結果その意見を次のように変えました。

ビル・キャンベルは私たちのコーチとして非常に重要な大きな枠割を果たしてくれました。今思うと、最初からビルを迎え入れるべきだった。

個の体制をもっと早く、理想的には私がGoogleに入社した時点から取り入れるべきだった。

コーチを迎え入れたことを絶賛し、そして、過去にコーチを断ったことを深く後悔し反省しています。

なお、ビル・キャンベルはアメリカの企業経営者で、Appleのマーケティング担当副社長兼取締役を務め、Twitterの創業者ジャック・ドーシーなど有名企業のトップのコーチングをした人です。

ビル・キャンベルに励まされた人の中に、Googleのプロダクト責任者のジョナサン・ローゼンバーグがいます。

彼はGoogleに入社した当時、創業者のラリー・ページに自分が厳格に練り上げた案を「バカげている」と切り捨てられ、「なぜこんなめちゃくちゃなベンチャー企業にきてしまったのか。辞めてしまおうか」と考えていました。

そのときに、ビル・キャンベルが次のように伝えた一言で、もう一度やる気を持ち直し、Googleの重要なメンバーとして大きな貢献をするにまで至りました。

辞めちゃダメだ。くじけずに頑張れ。もしかしたら何か学ぶことだってあるかもしれないじゃないか。

ビル・キャンベルがどのような人物で、どのようにコーチングしていたかについては「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」に細かく記されています。



参考

この記事の内容はGoogleの経営陣 エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル、ラリー・ペイジの共著「How Google Works ―私たちの働き方とマネジメント」の内容の一部抜粋と要約です。

一国家と同等な資金を持ち、世界中で知らない人はいないほどのGoogleという大成功企業の中で、

  • どのような制度が用いられ、どのような人たちが働いているのか
  • 人のやる気を引き出し、周りが見たら無理だと投げ出したくなるような事業をどのように達成に導いてきたのか
  • 優秀な人材を獲得するための方法
  • 採用時にやってはいけないこと

などなど、これからの時代に欠かすことのできない内容がギッシリ詰まった一冊です。堅苦しくなくユーモアがあり読みやすい文体ですので、ぜひ一読されることをお勧めします。



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