【小物類の捨て方】プレゼント、箱、アメニティ、コード、ボタンや裾は捨てる?捨てない?どうするべきか。

思考法
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もったいなくて捨てられない人の家にはたくさんの小物がため込まれています

旅行先のホテルや旅館にあった歯ブラシなどのアメニティ、服を買ったときについてきた予備ボタン、腕時計を調整したとき出た金具、使用済みかどうかわからない電池、病院で処方されて余った薬、古いお守り、キーホルダー、消しゴムやペンなどの文房具類などなど。

それらは減ることがなく増えていく一方です。

「いつか使うかもしれない」「役立つかもしれない」と思っているかもしれませんが、すでに一生で使いきれないほどの量を溜めこんでいる場合すらあります。

二度と日の目を見ないものもほとんどでしょう

そんな使うか使わないかもわからない。使うこともほとんどない。なんとなくため込んでいるモノに囲まれて生きる人生は決して幸せではありません

最後に人生を終えるときに、そのため込んだモノたちを見て「幸せだった」と言えるでしょうか?きっと出てくるのは「私の人生はなんだったんだろう」というため息ではないでしょうか?

幸せな人生とはその逆で、使わないモノがなく、使うものに囲まれた、自分にフォーカスした人生です。

なんとなくため込むどころか、真剣に考えて選び抜いた人生です。

「確かに!」と思ってもなかなか行動に移すのは大変です。一時的に思い立って捨てたところで、根本のマインドが変わっていないと1年後にはまた同じ状態に戻ってしまいます

ここでは、小物類を捨てるための具体的な方法とマインドについて解説しています。


小物類を捨てる順番

小物類は種類がおおく細々としていて一つ一つ見ていくのが大変です。「歯ぶらし」「歯磨き粉」「フロッシング」のようにあまりに細かく分類してしまうと、捨てられず時間だけがどんどんと過ぎてしまいます

この悪循環を回避するためには、小物類を捨てるためのカテゴリーのまとめ方と順番が肝になります。

より個人的でカテゴリーがはっきりしているモノから捨てていくのが片付けの好循環を生み出します

小物類を捨てる順番
  1. CD・DVD類
  2. スキンケア用品
  3. メイク用品
  4. アクセサリー類
  5. 貴重品類(印鑑、通帳、カード類)
  6. 機械類(PC・スマホ関連機器やコード類など)
  7. 生活用具(文房具、裁縫道具)
  8. 消耗品(薬類、洗剤、ティッシュなど)
  9. 台所周り(キッチン用品・食料品)
  10. 趣味のモノ一式
  11. その他

掃除や片付けの最中に何か他のことを始めてしまうのは、「次に何をするんだっけ」という行動が止まった瞬間です。

順番を決めておくことで「次に何をするんだっけ」という危険な時間を省くことができます。


小銭類は財布に入れるか換金する

家の掃除や片付けをしていると出てくるのが、小銭やなんとなく溜めてる貯金箱、海外旅行に行って余ったお金などです。

それらは、散らばっていたり、ただ持っているだけでは増えることもありません。一番いいのは必要なもののために使う事。特になければ利息は小さくとも銀行に預ける方がまだマシです。

小銭を見つけたら迷わず財布の中に入れましょう。貯金箱に入れるのはNGです。

貯金箱とは?

貯金箱はお金の放置場所に他なりません。目的があって「〇〇円貯める」と決めているのであれば、貯金箱ではなく数えられる場所に貯めていくべきです。

貯金箱は「なんとなく」の代表格です。長年貯金箱にお金を貯め続け、きちんと両替した例はほとんどありません

貯金箱にお金が貯まったら貯まったで、重くなり両替に持っていくのが面倒になります。達成した達成感を味わいたくそのまま放置してしまう例もあります。

小銭は放置すればするほど酸化して色が悪くなり、臭くなります。手に着いた臭いを落とすのに苦労することもあります。

貯金箱は見つけ次第解体し中のお金は両替、本体は処分しましょう。

なお、小銭を両替する際は郵便局に持っていき自分の口座に入金すると手数料がかからずにできます


プレゼント類

誕生日や結婚、出産などの様々なイベントのプレゼントや旅行のおみやげなど、人からモノをもらうことがあります。

もちろんプレゼントやおみやげは大切な人が、あなたのために時間を惜しんで選んで買ってくれた贈り物です。簡単に捨てることはできません。

このため棚の一番上に置かれたり、引き出しの奥に入っていたり、結局使わないまま何年間も放置されていることがほとんどです。

使ったとしても一回使用した程度でないでしょうか?そしてまた箱に戻るか、他のものに埋もれていきます。

それはつまり、あなたの趣味ではない、あなたが必要としていない、あなたに合わないという証明です。

プレゼントの意味

ではプレゼントの意味とは何でしょうか?それは相手に合わないものを送りつけて、嫌々無理やり使ってもらうことではありません

「おめでとう」「いつもありがとう」という気持ちを伝えることです。

あなたのするべきことはプレゼントを使うことではなく、その気持ちを受け取ることです。

プレゼントを受け取った時点でその気持ちは伝わっています

もちろんベストは貰ったモノを喜んで使うことです。イヤイヤ使ったり、家の奥底にしまい込むのは相手が望むことではありません。

「受け取った瞬間に喜びをくれてありがとう」と言ってサヨナラしてあげれば問題ありません


箱一式

スマホやPCの箱

スマホやPCなどを買うと必ず箱が付いてきます。この箱を大事にとっている人がいますが捨ててしまって問題ありません箱が必要になることはまずありません

箱が無いと売れないという人がいますが、箱が無くても売れます。なぜなら、それを買う人は箱が欲しいのではなく商品を手元に置いたり使いたいからです。

なお箱だけでなく説明書も捨ててしまって問題ありません。だいたい使っていれば慣れるものです。

わからなくなったら、ネットで調べるかショップやメーカーに問い合わせれば的確な答えが見つかります。

自分で説明書を読み返すよりもプロに聞いた方が早いです。

家電製品の箱

家電製品の箱をとっている人もいます。ですが、これも捨ててしまって問題ありません。

箱をとっている人たちは売る時、引っ越すとき、季節替えでしまう時の3つのタイミングで必要になると考えています。


・売る時に箱は必要ない

売る時に箱は必要ありません。買う人は箱ではなく製品を使いたいのです。

箱があった方が高く売れると考えていますがそうでもありません。価格は箱のありなしよりも製品自体の綺麗さで決まります

仮に箱があることで高く売れたとしてもせいぜい500円程度でしょう。であれば、箱をとっておいて家のスペースを失ったり、余計な気遣いをしているその間に何か別のことで500円稼いだ方が賢い選択です。

いつか使うかもで結局使わず捨てることになったら、「いつか使うかも」と考えていた時間はすべてドブに捨てたのと同じです。


・引っ越すとき

引っ越すときに箱が必要と考えている人がいますが、これも必要ありません。

引っ越し業者に依頼すれば、梱包用の箱をくれます。そもそもある程度の大きさの家電であれば専用のボックスに入れたり、毛布でくるんで梱包します。買ったときの箱がある必要性は一切ありません。

引っ越し業者で「買ったときの専用の箱がないと対応できません」というところはありません。元の箱無しで問題なく引越ができます。


・季節替え

扇風機やヒーターなど季節替えのときに箱にしまうことを考えている人がいますが、これも必要ありません。

どうしてもスペースがない狭い部屋に住んでいるのであれば、分解して箱にいれる作業が必要かもしれません。ですが、そうでないなら、分解して箱に入れて、出し組み立ててという時間がムダでしかありません。

また、製品はそのまま置いておいた方が長持ちします。分解・組み立てでコードが引っ張られたり製品が傷つくリスクの方が高いです。

家電のしまい方

スペースがあるなら、箱に入れずにそのまましまうのが一番ベスト。気になるならビニールを被せておけば問題ありません。


用途不明のコード類

「これはいったい何のコードだろう」というコードを大切に集めてとっている人がいます。ですが、用途不明のコードは永遠に謎のままです。

「何かが壊れたときに役立つかもしれない」と思ってとっているかもしれませんが、壊れたときにコードの山から一つ一つ探すことはほとんどありません。

1年以内の故障なら基本的に保障が効きます。充分に使って壊れてしまったら寿命だと思って買い替えることがほとんどです。

よほど気に入っていたらゴミ山からコードを探さずに、商品名で検索して必要なパーツを購入するでしょう。

つまり、用途不明の謎のコードを使う日は永遠にきません。いますぐ捨てましょう。


洋服のボタン

洋服を買ったときについてくるボタンや、裾合わせをしたときに出た切れ端などを大切にとっている人がいます。

ですが、これらも一生のうちに使うことはほぼありません。

ボタンがとれるくらいきちんと愛用した洋服であれば、ボタンが取れた時点で寿命であることがほとんどです。

ボタンだけ取っておいてもどれがどのボタンかわからなくなるだけです。

どうしてもボタンを取っておきたい場合は洋服に縫い付けてしまうのが手です。

裾も同じです。裾が擦り切れるぐらい着た服やズボンはその時点で寿命であることがほとんどです。切れ端を使ってなんとかしようと思うよりも、今の自分にピッタリあった服を1着選びに行く方がいいでしょう。


お客様用ふとん

多くの家に敷布団やかけぶとん、枕にシーツなどお客様用として布団一式が備えられています。

しかもそのお客様が泊まるのは年に1回か2回あるかないかです。

1~2セットであればわかりますが、3セット以上はほぼ使うことはないでしょう(上限でも3セット)。大量のスペースが浪費されるだけです。

それに、久しぶりに取り出したらカビくさくてとてもお客様には出せない状態になっていることが少なくありません。

布団は重く大きいので、枚数が多ければ多いほど干したりしまったりの手間がものすごくかかります

point

布団は大きく重くてかさばる。そして長期間放置すればカビ臭くなる。

余計な手間を減らすためには枚数の上限は基本2セット。あとはレンタルするか持ってきてもらうか、借りるのがいい。

お客様がどうしても布団にこだわる場合は近くのホテルや旅館に泊まってもらうのもありです。


アメニティやサンプル

化粧品のサンプルや、ホテルや飛行機でもらったアメニティなど、「いつか使うかもしれない」「旅行で役立つかも」「来客があったときに」といってとっておく人が少なくありません。

ですが、いざ旅行に行くときにそれを持っていくことはほとんどありません。なぜなら自分のお気に入りの洗面セットがあるからです。

旅行先だから違うモノを使うというよりは、旅行先だからこそ安心できるいつも使っているものを使う方が普通です

来客があったときに使うこともまずありません。なぜなら来客者は歯ブラシなど自分で持ってくるからです。なかったとしてもコンビニやスーパーで手軽に安く手に入ります

あなたの家をドラッグストアの置き倉庫にする必要は一切ありません

特に化粧品のサンプルなど古いものは劣化している可能性があり、余計な肌トラブルを招くかもしれません。

アメニティやサンプルはその時に使いきるか、迷わず捨てましょう。

無料のノベルティも同じです。使わずとも生活できます。想像すればわかりますがノベルティに囲まれた暮らしは決して幸せではありません


流行に乗って買ったモノ

テレビショッピングで見て衝動買いした健康器具や、番組や動画を見ていて気になって購入したものがあると思います。

それらの役割は2つです。

流行に乗って買ったモノの役割
  1. 買う瞬間と届いたときの高揚感
  2. それがなくても生活できると気付いたこと

今使わずに放置されている時点でもう役目を果たしています

「買ったときにワクワク感をくれてありがとう」「ほんの少し健康にしてくれてありがとう」と言ってサヨナラしましょう


参考

この内容は近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」を参考にしています。

人生を豊かにしてくれる素敵なヒントが詰まった素晴らしい本なので、気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

▼【本】 人生がときめく片付けの魔法 (改訂版)


▼【音声】家事や運転のあいまに効ける音声版が手軽でお勧めです。


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