【女性必見】手間のかかる夫や彼氏の対応もお手のもの。男性が自ら動く魔法の言葉|扱い方完全ガイド

自転車で2人乗りをする仲良しなカップル パートナー
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旦那や彼氏に何かお願いをすると、「それをやる必要があるのか?」「今はいらないんじゃないか?」といった反論が返ってきたり、仮にやってくれたとしてもイヤイヤで明らかに機嫌が悪くなっていたり、複数お願いすると最初の1つか2つで残りはもうやってくれない、、なんてことがないでしょうか?

確かにお願いしたのは私だけど、私はいつもそれ以上に家の色んなことをやっている!そんな返答や対応をされたらカチンときて「そのくらいやってよ」「私の方がもっとやってるのよ」と言って旦那や彼氏との口論がヒートアップし、しまいには喧嘩になってお互いイライラMAX。そして、結局お願いごとは何一つ片付いていない、、なんてことがないでしょうか?

これはあなたの旦那や彼氏が著しく気がきかなくて、嫌な奴で、甲斐性なしだからこうなっているのではありません。

世の中の男性のほとんどはこういった対応をします。もしくは、いい顔でやってくれたとしても心のなかではそう思っています。

だからしょうがない諦めてください、というわけではなく、女性が旦那や彼氏にかける言葉をちょっと変えるだけで、快く動くようにすることができます。なんと、それだけではなく、その後は女性からお願いせずとも男性が自発的に動いてやってくれるようにもなるのです。

そのためには、できる旦那や彼氏かどうかは関係なく、大切なのはあなたのお願いの仕方ややってもらった後の対応方法です。

男性がなぜそういった言葉や態度をとるのか?の根本にある価値観を理解して、一生涯使えるテクニックを身に着けましょう。

男性の価値観と採点方法

初めに男性の価値観と、相手になにかしてもらった時にカウントしている採点方法についてです。ここの考え方が女性と大きく異なっているところで、誤解やすれ違いを生んでいる原因になっています。

女性でも知らない人の方が多く驚きの連続になるかもしれません。

男性の価値観

男性は強さや能力の証明や目的達成、問題解決にとても重きを置く生き物です。このため、絶えず、自分の能力向上や技術の研鑽、効率化に明け暮れて生きています。

人生において深みのある充実感は目的の達成や成功によってのみ味わうことができます。そして、自分の能力を証明するためにも、目的の達成や成功は他人の力を借りずに成し遂げる必要があります。

どうしても自分の力で解決できないとき以外に他人にアドバイスを求めることは基本的にありません。まして、自分で解決できそうなことを他人からアドバイスされると自分の達成の邪魔をされたと感じて強いストレスや怒りを覚えます。自分の能力の証明にならないならやる意味がないと感じて行動を放棄してしまうこともあります。

このため、コミュニケーションや人間関係を深めることよりも、目的達成や問題解決の方を大切だと考え優先します。

そして、そもそも自分の中に目的や課題がないときに自ら行動することはありません。目的や課題がない行動は非効率的で無駄な行動となり、自分の無能さを証明することになると考えるからです。

課題があったとしても、その難易度がとても低くやっても1ポイントにしかならなかったり、あるいはその行動をしたところで誰からも認められずなんの評価にもつながらない場合は自ら動くことはありません。

逆に、些細なことでも誰かから頼られてお願いされれば、自分の能力の証明や存在意義になると感じ快く行動します。

女性の価値観との比較

一方で、女性はコミュニケーションや人間関係の育み合いや助け合いを重要視する生き物です。なので、男性とは異なり、目的達成や問題解決ができなかったとしても人間関係を深める方が大切だと考え優先します。

相手に何か困りごとがありそうだと感じれば、それを察して自発的に動くことができます。

また、自分が抱えている悩みや課題を共有しあうことで人間関係が深まると考えているため、悩みや不安を話すことを嫌なことと思わず、むしろ積極的に共有しようとします。

男性と女性の価値観の違い図表
男性と女性の価値観の違い

男性と女性では行動や発言の元となる価値観がそもそもこれだけ違っているので、相手に快く何かをしてもらおうと思ったら、まずは価値観を知り、そして理解する必要があります。

女性の価値観を男性に押し付けてしまうと「あなたはなにもしない」「なんで察してくれないの」「思いやる心がない」「言われなくてもやって当然でしょ」といった言葉を連発することになってしまいます。

相手の価値観を理解しない限りはすれ違いが永遠に続き、何度も同じような言い争いや喧嘩を繰り返すことになってしまいます。

男性の採点方法

採点用のチェックリストノート

男性の発言や行動を左右する大きな要因として価値観の他に採点方法があります。例えば、女性に何かをしてあげたときに、今ので○点稼いだな。とか、あの発言はマイナス○点だったから、今の合計得点は○点でまだ対応しなくて大丈夫だな、といったカウントの方法です。

同様に、女性に何かをしてもらったときも、今のは嬉しかった○点だ。今のでやる気を失ったマイナス○点。合計がプラスだから彼女に何かしてあげなきゃな。とか、合計がマイナスだから何もする気がない。といったカウントをしています。

男性が何か行動をしたときの採点方法

プレゼントや手伝いなど、男性から女性に何かをした時はその物事の難易度や金銭的な高さによって採点が大きく変化します。

例えば、高級な結婚指輪をプレゼントしたら30点。豪華な結婚式をやったら40点。セレブ並みの海外旅行に連れて行ったら50点。しっかり働いて給料を家に入れていたら60点。家のゴミを捨てたら1点。妻に愛してると言ったら2点。といった感じです。

そして、このポイントの累積が一定数を越えている限りは、自分には十分な貯金があると考えて、家でも我が物顔でふんぞり返って何もしません。

妻の怒りを何度も買ってポイントが減算されていきゼロに近づいてくると、慌てて行動しだして、プレゼントを買ってきたり、家の手伝いをするようになります。

そして、十分なポイントを稼いだと思うと、またゼロに近づくまでしばらく何もしなくなります。

女性に何かをしてもらったときの採点方法

女性から何かをしてもらった時に貯まるポイントの採点基準は少し違っています。その時は、男性が感じた精神的な喜びや苦痛の多さによって採点がなされます

例えば、女性が男性に料理を作った場合、料理をつくってもらったことに対して採点はせず、その料理をどういう気持で作ったかによって採点がなされます

旦那や彼氏のことを配慮して好みの料理を美味しく食べてもらいたい!と思って作ってくれた料理はプラス10点。一方で、この忙しい時に旦那や彼氏の料理つくるなんてあーめんどくさい!と思って作った料理はマイナス10点となります。

また、電球を変えたり、包丁を研いだり、重い荷物を持ったときに「ありがとう」と感謝してもらえたら自分が有能であることを証明でき、精神的な喜びを得られるのでプラス5点。

一方で、やったことに対して「ありがとう」の一言もなく当然だと思われたと感じたら、軽く見られいいように扱われていると、精神的な苦痛を感じるのでマイナス5点となります。

「あなたは無能だ」「仕事もできないくせに」「こんなこともできないのか」「あなたは間違っている」「私のほうが正しい」という言葉を浴びせられ自分の能力を否定されたと感じた時は精神的苦痛が大きいのでマイナス10点となります。

もう一つ重要な点は、男性は自分の中で点数が増えた時も減った時も、決して口に出すことはありません。「ありがとう」と言われたのに「ふーん」といった愛想のない返事をしたり、あるいは何も発しないときでも確実に精神的な喜びを感じ5~10点をプラスしています。

逆に、精神的苦痛を感じイラっとしたときも何もいわず、ただポイントをマイナスします。

この累積ポイントがプラスで、何かをしてもらった(借りがある)と感じているほど、自分も相手に何かをして役に立ちたい・喜んでもらいたいと思います。

逆に、累積ポイントがマイナスの場合は、相手に貸しがあると感じて、自分から何かをすることはありません。頼まれても拒否します。

女性の採点方法

女性の場合は男性の行動や発言の一つ一つに対していまのは何点といった採点をしておらず、1つの良いことがあった。1つの悪いことがあった。というように出来事単位でカウントしています。

あえて累積ポイントの形で表そうとすると、何かあるごとに1点づつ加算・減算されていく形になります。

このため、超高級なプレゼントをもらっても1点。ささやかなサプライズのプレゼントをもらっても1点という採点方法になり、男性の考え方とは大きく異なります。

この女性の採点方法で男性を採点していると、男性が思ってもいない返答や行動をして、まったく思い通りには動いてくれないと感じることが頻繁に発生します。そして、そのすれ違いが悪化して最悪の場合には別れるといった喧嘩にまで発展する原因になります。

このため、男性を意のままにコントロールしようと思ったら、男性の採点方法についても熟知しておく必要があります。

男性が自ら動く魔法の行動と言葉

男性の価値観と採点方法がわかったところで、いよいよ本題の女性の意のままに男性を快く動かす方法について見ていきます。

待つことをやめる

まず最初にやるべきことは「待つことをやめる」です。

女性は人間関係を深め助け合うという価値観のもと、自分から積極的に愛情や思いやりのある行動ができます。

しかし、男性の価値観では、自分の中に目的や課題がなく、かつ、頼まれてもいないことをやることは能力の証明にならないどころか、非効率的で無能さを証明することにもなるため自ら動くことはありません。相手に何かして欲しいことがあったらストレートに頼むというのが男性のマナーです

そして、頼まれれば「よし、一肌脱ごう」と動き出します

自発的に察して動かないのは、決してあなたに愛情がないからではなく、そういう価値観ではないだけのことです。

男性を精神的に喜ばせる頼み方

お願いをする時はその頼み方がとても重要になります。男性の採点方法は精神的な喜びや苦痛の程度によって得点が変わります。

このため、お願いするときに精神的な喜びでなく苦痛を与えてしまった場合は不機嫌になります。もし、その精神的な苦痛が大きく男性の頭の中で彼女の持ち点がマイナスになったときは、たとえ簡単にできるお願い事であっても拒絶するようになります

NGなお願いの仕方
  • 「〇〇しておいて」(指示・命令)
  • 「そのくらい自分で気づいてやってよ」(察するという価値観の押しつけ)
  • 「そのくらい簡単にできるでしょ」(無能であることを伝えている)
  • 「普段なにもやってないんだから、そのくらいやってよ」(無能であることを伝えている)
  • 「そんなこともできないの?」(無能であることを伝えている)
  • 「そのくらい当然でしょ」(やっても自分の能力の証明につながらない)
  • 「〇〇できたりする?」(曖昧。お願いされたと感じない)
  • 「〇〇して欲しいの」(曖昧。お願いされたと感じない)
  • 「〇〇してくれたら嬉しいな」(曖昧。お願いされたと感じない)
  • 「〇〇だわ」(曖昧。お願いされたと感じない)
  • 「あの時のあれがこうで、ここがこうなって、それがこうで、だから、あそこのあれを、こういうふうにこうしておいて」(説明が長い。指示・命令)
  • 「〇〇して、そのときにこれとこれはしないで」(指示・命令)
  • 「あなたは絶対にやらなければいけないのよ」(押し付け)

こんなお願いをすれば、男性は精神的な苦痛を感じ、簡単にへそを曲げて機嫌が悪くなります。「当然」「そのくらい」「そんなこと」という言葉は絶対にNGです。

また、頼み事はストレートかつシンプルにが男性のマナーなので、遠回しや曖昧な言い方では、頼まれたと感じなかったり、課題や目的意識が明確にならず行動に必要性を感じません。気分がのったらやる。あるいは、「今やる必要はないんじゃないかい?」「僕がやる必要はないんじゃないかい?」という言葉が返ってきてしまいます。

「~できる?」という聞き方だと、「もちろんできるよ」という回答が返ってくることはありますが、その行動をすることはありません。「できるか、できないか」を聞かれたのでそれに答えるだけになります。仮に、頼まれごとだと気づいたとしても、頼られるどころか能力を疑われているように感じるのでポイントはマイナスになります。

大切なのはお願いが明確で男性が頼られていると感じることです。そうすれば〇〇をすることで自分の能力を証明するチャンスだと理解できます。口では「めんどくさいなー」と言いながらも内面は喜んで行動してくれます。

OKなお願いの仕方
  • 「〇〇してくれる?」(指示がわかりやすい。指示・命令でない)
  • 「〇〇やってくれない?」(指示がわかりやすい。指示・命令でない)
  • 「〇〇してくれない?私には難しくてできないの」(頼られていると感じる)
  • 「〇〇やってくれない?あなたがそれをしてくれるととても助かるの」(頼られていると感じる)

NGなお願いに対して、OKなお願い方法は実にシンプルです。相手が「いいよ」か「できない」で答えられる質問をすることが大切です。

そして、「私にはできないけど」という枕詞を付け加えると、頼られているという精神的な喜びを感じ、快く行動しやすくなります。

男性の行動に対して「ありがとう」を言う

男性が何か行動をしたら必ず「ありがとう」と言うことが大切です。この言葉をかけられることで、自分の能力が証明されたと感じ、精神的な喜びを味わい、プラス5~10点が加算されます。

このポイントがとても重要で、このポイントが貯まれば貯まるほど次にお願いされたときも快く動いたり、言われずとも自ら率先して行動するようになります

仮に、男性が行った行動に対して、あなたが「そのくらいやって当然」「できて当たり前」という反応をすれば、男性は精神的な苦痛を感じ、5~10点を減点します。そして、次にお願いされたときは、不機嫌でイヤイヤ対応するか拒絶するようになります

なので、「ゴミ出し」「食器洗い」「子供のおしめを替える」「子供の送り迎え」などに日常の些細なことで、例え、彼の役割分担でやって当然なことでさえも、「いつもありがとう」という言葉をかけることが、男性を意のままにコントロールする重要なポイントになります。

逆に、こういった当たり前のことに「ありがとう」の言葉をかけてあげないと、自分の行動が無価値で自分の能力の証明ができていないという精神的苦痛を感じ、どんどんポイントをマイナスしていきます。

このため、なんで「ありがとう」なんて言わなきゃいけないのという気持ちでいると、すれ違いがどんどん大きくなり、これまでと同じ喧嘩を何度も繰り返す結果が待っています。

「ありがとう」を言うことで精神的な喜びを与え、彼の中に5~10点をどんどん積み重ねていき貯金をたくさん貯めれば、彼は自ら喜んでYESというようになります。それどころか貯まったポイント分の貸しを返さなきゃとか、もっと精神的な喜びが欲しいと考え、自ら積極的に「〇〇やろうか?」「〇〇やっておいたよ」と行動するようになります

こうなれば、ほとんど男性を意のままにコントロールできている状態になります。

無理なことをお願いしNOを受け入れる

ここからは男性を意のままにコントロールするための応用編になります。男性の採点方法を理解し、その得点を貯めれば貯めるほど、男性が自ら積極的に行動するようになります。

このポイントの貯め方として、「頼りにする」「行動に感謝する」という重要な点を説明しましたが、それ以外にもポイントを稼ぐ簡単な方法があります。

それは、あえて無理なお願いをして返ってきたNOをすんなりと受け入れることです。

例えば、相手が映画やゲームに熱中しているときに「洗濯物畳んでくれない?」とお願いすれば、かなりの高確率で「今は無理」「あとで」という回答が返ってきます。

その時に、「わかったわ。今はあなたのリラックスの大切な時間だものね。」と言ってスッと引き下がります。

すると男性は、(1)お願いを断ったという借り、(2)自分のことを認め受け入れてくれたという精神的喜び、から、あなたに対して5~10点を加算します。

こうして、貸しをつくり、精神的喜びを与えてポイントを貯めておくと、次に何かお願いごとをしたときに快く行動してくれる確率が上がります。多少無理なお願いをしたとしても「いつも断ってばかりなのに、僕のことを受け入れてくれてありがたい。大切な彼女のために僕も何かしなきゃ」という考えが働くようになります。

このテクニックのポイントをまとめると以下になります。

得点を積み上げるテクニック
  • もともと自分がやる予定のことや、断られても苦にならないことをあえて頼む。
  • 相手がNOというタイミングを見計らってお願いする。
  • 断られたら快く理解を示し、NOを受け入れる。

です。相手がNOと言い、それにあなたが理解を示し快く受け入れた時にポイントが貯まるのです。

NOが返ってきたときに、間違っても「私の方がいつもたくさんやってるじゃない!」「あなたはそうやって自分の好きなことばっかり」「もういい加減にして!」という言葉は決して言ってはいけません

その言葉をいった瞬間に彼の中に貯まっていたポイントは消え失せ、「僕だっていろいろやってるさ」「君だって好きなことをやってるだろう」「ふざけるなといいたいのはこっちだ」という返答が返ってきて、言い争いに発展していきます。

そして、次に何かお願いをしたときは拒絶を示すようになります。

無理なことをお願いし受け入れる具体例

とても重要なポイントなので、具体例をあげておきます。

彼の仕事が多忙でとても忙しいときに
  • ()「仕事でとても忙しいのはわかってるんだけど、この仕事もお願いできないかしら?」
  • (男)「とてもじゃないが今は無理だ」
  • () 愛想よく「それもそうよね。仕事頑張ってね」と答えて快く自分でやる。

彼が一度も料理を手伝ったことがなく、お願いすればNOが返ってくることが予想できる状況で
  • ()「ねえ、じゃがいもを切るの手伝ってくれない」
  • (男)「えっ、それはできないよ」
  • () 単に愛想よく「そう、わかったわ」と答える。
食事のあとのお皿の片付けをいつも女性がやっている状況で
  • ()「ねえ、食器をこっちに持ってきてくれない?」
  • (男)「それは君の役割だろう」
  • () 単に愛想よく「そう、じゃあ、いいわ」と答える。

彼がスマホに熱中しているときに買い物を頼む
  • ()「ねえ、牛乳を買ってきてくれない?今必要なの。」
  • (男)「今は無理だ」
  • () 愛想よく笑顔で「そう、わかったわ」と答えて快く自分で買いに行く。

彼が自分のことに熱中して忙しいときに子供の迎えを頼む。
  • ()「ねえ、〇〇を迎えに行ってくれない?」
  • (男)「ごめん今は無理だ。」
  • () 愛想よく笑顔で「そう、わかったわ」と答えて快く自分で迎えに行く。

これをするだけで、男性の中にポイントがどんどん貯まっていきます。

最終的な目標はパートナーのコントロールなので、決して「あのときあなたは断ったじゃない」「私だって大変なのに、やったのよ」と言って後日せっかく貯まったポイントを自分で消さないように注意してください。

このテクニックを使うのは、あくまでNOが返ってくることが分かっていて、それを受け入れる準備ができているときのみです。

男性のNOをYESに変えるテクニック

ここからはこれまでの内容ができている人向けの上級テクニックになります。

NOが来ることを予想していない場合で、本当にそのお願い事をやって欲しいときでも、相手が渋ったり、嫌そうな感情をあらわにして動こうとしないことがあります。

なんと、このNOをYESに変えるテクニックがあります。

結論から言うと、何かお願い事をしたあとに言葉を発せず沈黙し続けることです。「なんでやってくれないの」「そのくらいやってよ」と言うのはもちろんNGですが、先程、ポイントを貯めるための手法でOKとしていた「そう、わかったわ」「じゃあ、いいわ」と愛想よく答えることもしないことです。

例えば、彼がスマホをいじっているときに、あなたが「買い物にいってきて」とお願いします。すると彼は「えーいまー?」「どうしようかなー」「今ちょうどいいところなんだよなー」「これから〇〇しようと思ってたのにー」というような反応を返してきて、ぜんぜん買い物に行こうとしなかたっとします。

その時に、「そのぐらいやってよ」「暇なんだから」とか「そう、わかった、じゃあいいわ」と言わず、ただただ沈黙を続けます

すると、そのうちに彼は「わかったよ。行ってくるよ」と言って買い物に出かけていきます。たったこれだけです。あなたは彼を上手にコントロールすることができました。

そして、彼が買い物をして返ってきた後は、「ありがとう」と精神的な喜びを与え5~10点のポイントを貯めてください。そうすると、今度お願いした時も彼が買い物にいってくれる確率がグンっと上がります

反応せず沈黙しているだけで、お願い事もやってもらえて、ポイントも貯められるなんてお得ですね。

なぜNOがYESに変わったのか?

なぜNOがYESに変わったのか?その理由は、実は、女性の勘違いにあります。

彼に何かをお願いしたときに、彼が渋って「えーいまー?」「どうしようかなー」「今いそがしいんだよなー」「これから〇〇しようと思ってたのにー」と言っているとき、女性は彼は私のお願いを聞く気がない。NOと言っていると捉えてしまいます。

しかし、実際に男性がしている反応はNOではありません。男性は頭の中で頼まれたことに対する目的や課題感、それを達成することでいかに自分の能力を証明できるかということを考えている状態です。それを見つけるまでに時間がかかっているだけで、その間のつなぎとして「えーいまー?」というような繋ぎの言葉を発しているにすぎません。

つまり、この男性の状態は考え中なのです。本当に嫌だったりできないことであればストレートに「NO」と言います。

自分の中で行動するための理由を探しているから、煮え切らない言葉が口から出てくるのです。何しろ男性自身頭の中が煮えきっていないので仕方ありません。

むしろ、この煮え切らない反応は、あなたに対する好ましいサインでもあります。男性は本来であればその頼まれたことをやりたくないのです。しかし、あなたにお願いされると無下に断ることができない。やってあげたほうがいいかなという気持ちと揺れ動いているのです。

あなたが彼にとって重要でなくどうでもいい人なら、一瞬で「NO」が返ってきます。しかし、男性はあなたのお願いだからこそ、自分が今取り組んでいる課題を選ぶか、それともあなたからの要求を取るべきか一生懸命に迷っているのです。

つまり、自分の頭のなかでこれまで集中していたことから、あなたの要求へと思考回路の方向転換を図っている状態です。なので、この煮え切らない反応はあなたの要求にYESと答えるためのプロセスでもあるのです。

このため、あなたがするべきことは、彼の頭の中であなたの要求に対するYESのプロセスが完了するまで、ひたすら沈黙して待てばいいだけなのです。

言ってはいけないNG発言

もしこの思考の切替のタイミングであなたが、

「私はあなたのために料理もつくってあげたじゃない。食器洗いも洗濯もしてるわ。子供の寝かしつけもしてる。あなたは一体なにをしてくれたというの?私はそんなに多くを望んでないし、そこまで難しいことじゃないはずよ。私だってやることがあるの。私だって疲れてるの。たまには家の手伝いやってよ」

と言ってしまったら、せっかくYESに切り替えるために一生懸命頑張っていた彼の頭の中は、一発でNOに切り替わります。

このように絶対に言ってはいけない言葉があるので、その一例をまとめておきます。

NGワード
  • 「そんなこともできないの?」
  • 「そのくらいやってくれてもいいじゃない」
  • 「別に大したことを頼んでいるわけじゃないでしょ」
  • 「どうしてこんな簡単なこともできないの?」
  • 「たった10分でできることじゃない、どうして気持ちよくやってくれないの?」
  • 「私は料理も、洗濯も、子供の世話もやっているのよ」
  • 「私がどれだけあなたに尽くしてきたと思っているの」
  • 「たまには私のお願いを聞いてくれてもいいじゃない」
  • 「あなたにはガッカリ。失望したわ」
  • 「あなたの言葉で私は傷ついた」
  • 「じゃあ、いいわ、もうあなたには頼まない」
  • 「そう、わかったわ」
  • 「じゃあ、私がやるから気にしないで」

言いたい気持ちはよくわかります。でも、目的はパートナーとの言い争いや喧嘩をなくし、男性が自ら積極的に動くようにコントロールすることです。男性の頭の中を理解してあげてください。

買ってはいけないNGワード

男性が頭の中でこれまで集中していたことから、あなたの要求へと一生懸命、思考回路の方向転換を図っているときに、その葛藤が言葉となってでてきます。決してあなたに対して喧嘩を売ろうとして言っていることではありません

なので、勘違いして喧嘩を買うようなことはしないでください。

知らないとカチンときてしまいますが、知っていればなんとかスルーすることができるので、どういった言葉がでてくるかまとめておきます。

買ってはいけないNGワード
  • 「今は忙しいんだよなー」
  • 「暇じゃないんだけど」
  • 「うーん、どうしようかなー」
  • 「めんどくさいな」
  • 「どうしてもやらなきゃいけないの?」
  • 「今じゃなくてもいいんじゃない」
  • 「なぜ君ができないんだ?」
  • 「僕がやらなきゃいけないの?」
  • 「本当に時間がないんだ。頼むから君がやってくれない?」
  • 「今、すごく忙しいんだ。君は何かしてることがあるの?」

これらの言葉は自分の頭の中の葛藤を表しているだけで、大げさに言っているにすぎません。質問形式の言葉もありますが、男性は判断材料としての解答を求めているのではなく、やらなくていい理由を探しているにすぎないので、答える必要はありません

男性がどうしても解答が欲しいと要求してこない限りは沈黙を守り通すことが大切です。男性の頭の中の変化を静かに見守りましょう。

男性の心理変化とポイント貯金方法

男性があなたの要求にYESと答えて行動に移した時の心理変化を知っておくと、男性をコントロールするのがとても簡単になります。

まず、男性が何かを頼まれて頭の中で葛藤して結論を出したタイミングは。「他にやることがあるのにしょうがないな。」という負の感情があります。

しかし、実際に行動をし始めると、「彼女のためにこれをやってるなんて、僕はなんてイイヤツで優しくて偉いんだ」となります。

ここがとても重要で男性はそう感じながら行動しているので、頼まれごとが完了したときに、女性がその気持に理解と共感を示して「忙しいのにありがとう」と言ってくれたとき、精神的喜びを感じ5~10点を加算します

この男性の心理状態を理解せず、「やって当然でしょ」という気持ちで接してしまうと「せっかく自分のやるべきことを中断してやってあげたのに」という頭の切り替えで葛藤していたときの感情が出てきて、あなたの要求を受け取るという判断をした選択を後悔するようになります。

この状況になってしまうと、次にお願いしたときにYESを貰える確率はグンと下がってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?男性の価値観と採点方法そして、頼まれごとをされたときの頭の中で起こっていることが理解できると、これまでなぜ言い争いに発展していたのかや、なぜお願いをしても快くやってくれないのかが分かります。

価値観や採点方法が女性とはまったく異なっているので、驚きと理解の難しさがあるかもしれません。ですが、本質はワンパターンでとても単純なので、ポイントを抑えて行動に移せば男性は快く動かすことは簡単です。

自分の生涯や幸福度に直結することなので、学校の必修科目として教えてくれてもいいぐらいです。

不満はさておき、ぜひこの男性が自ら動く魔法のテクニックを習得しパートナーとの良好な関係を築いてください。

あなたの人生がより豊かになることを心より願っています。

参考

この内容は、ジョン・グレイ先生の著書「ベスト・パートナーになるために」の一部抜粋と要約です。本書にはよりわかりやすい解説や興味深い事例が載っているので、もし興味を持たれた方がいれば実際に手にとって読んでみることをお勧めします。

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