「事業用の口座に入った利息や配当金はどう処理すればいいの?」個人事業主の方で、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
利息や配当金は、事業所得とは別に扱われるため、適切な処理が必要です。本記事では、個人事業主の事業用口座に入った利息や配当金の経理処理方法について解説しています。
この記事では、具体的な仕訳例を交えながら、利息や配当金の処理方法をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、利息や配当金の処理で迷うことはありません。確定申告の準備もスムーズに進めることができるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
事業用口座に入った「利息」の経理処理方法
個人事業主の事業用口座に入った利息は、事業所得とは別に扱われ、原則として「事業主借」として処理します。
例えば、3/31に事業用の銀行口座に80円の利息が入っていた場合は以下のように処理します。
(借方)普通預金 80円 / (貸方)事業主借 80円
日付 | 勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 | 適用 |
3/31 | 普通預金 | 80円 | 事業主借 | 80円 | 利息 |
法人の場合は「受取利息」
事業用の口座に入った利息の処理は個人事業主と法人で異なります。
個人事業主は「事業主借」として処理し、法人は「受取利息」として処理します。この違いは重要なので間違えないようにしましょう。
事業用口座に入った「配当金」の経理処理方法
なお、事業用口座に入った配当金も同じように「事業主借」を使って処理します。
事業主借とは何か?
「事業主借」とは、一般的には会社が個人事業主から借りたお金を指します。
利息や配当金は少し特別ですが、プライベート口座のお金を事業用口座に入れた場合などに使います。
「事業主借」を使う主な例
- プライベートの預金から事業用の口座に入金
- 個人のクレジットカードで事業に必要なものを購入
- 事業用の口座に入金された利息や配当金
など