【WooCommerce】多言語化する方法｜料金比較Polylang Business PackとWPML + WCMLどっちがいい？

WooCommerceで多言語化を実現する方法はたくさんあります。プラグイン選びで迷っている人も少なくないと思います。

本記事では、WooCommerceの多言語化で人気がある「Polylang Business Pack」と「WPML + WCML」の2つのプラグインの機能や料金を比較しています。

Woocommerceを多言語化する2つの方法

Woocommerceを多言語化する方法は様々ありますが、代表的な方法は以下の２つになります。

Woocommerceを多言語化する方法

Polylang Business Packは、WordPressの無料多言語化プラグイン「Polylang」をWoocommerceに最適化するための追加パックです。

Polylang Business Packには以下の2つのプラグインが含まれています。

WPMLと違って買い切り型です。

価格は利用可能なサイトの数にもよりますが99ユーロ（約16,000円 | 160円/€の場合）からとなっています。

なお、Polylang For WooCommerceのみの場合、価格は以下のようになります。

なお、バンドルになっている「Polylang For WooCommerce」と「Polylang Pro」は別々に購入することもできます。

機能	Polylang For WooCommerce	+Polylang Pro
	99.00ユーロ	139.00ユーロ
製品、カテゴリ、タグ、グローバル属性を翻訳する	✓	✓
カテゴリ、タグ、配送クラス、属性、画像、ギャラリー、在庫を製品翻訳間で同期します	✓	✓
1 回のクリックで製品とその翻訳を複製します。	✓	✓
顧客の言語でメールを送信する	✓	✓
HPOS対応	✓	✓
ドメイン間でのカートの同期	✕	✓
翻訳はURL内で同じスラッグを共有できる	✕	✓
URL 内のスラッグを翻訳する	✕	✓
翻訳を作成するときにコンテンツを複製する	✕	✓
言語を有効または無効にする	✕	✓
REST API サポート	✕	✓
ACF Proとの追加統合	✕	✓
プレミアムサポート	✓	✓

上記の中でも「URL 内のスラッグを翻訳する」というPolylang Proの機能が必要になる場合が多々あります。

これは、例えば、「旅行 > 日本」というカテゴリーに属するページのURLが「/ja/カテゴリー/日本」となっている場合に、「/en/cagtegory/japan」のようにURLスラッグを対象言語で翻訳してくれる機能です。

私たち日本人があるページを開いて/ja/카테고리/일본/ と表示されていたら「このサイト怪しい。大丈夫か？」と思うはずです。同様に、日本語で表示されていたら、海外の人は怪しいサイトだと思ってしまいます。

▼スラッグを翻訳は無料版では使用できません

Polylang for WooCommerceはWooCommerceに特化したプラグインです。

WooCommerceとシームレスに連携し、商品、属性、カテゴリ、注文など、WooCommerce特有の要素を多言語化するための機能に特化しています。

Polylang ProはWordPressサイト全体を多言語化するプラグイン「Polylang」の高機能版です。通常の翻訳に加えて以下のようなことができます。

Polylang Proと無料のPolylangの違いは以下になります。

機能	無料	有料
投稿、ページ、メディア、カテゴリ、タグを翻訳する	✓	✓
カスタム投稿タイプとカスタム分類を翻訳する	✓	✓
メニューとウィジェットを翻訳する	✓	✓
サブディレクトリ、サブドメイン、または別のドメインを使用する	✓	✓
WPML API 互換性	✓	✓
DeepL統合	✕	✓
XLIFF インポート/エクスポート	✕	✓
翻訳はURL内で同じスラッグを共有できる	✕	✓
URL 内のスラッグを翻訳する (カスタム投稿タイプ、分類法など)	✕	✓
言語間で重複した投稿	✕	✓
言語を有効または無効にする	✕	✓
REST API サポート	✕	✓
ACF Proとの追加統合	✕	✓
ブロックエディターのサポート	✕	✓
サイト編集サポート	✕	✓
プレミアムサポート	✕	✓