初期はlolipopサーバーのライトプランを使っていたが、所持できるデータベースの数が1個のみと少なく、テーブルがごちゃごちゃしてしまう。
上のプランに変更しようと思ったが、「スターンダードプラン」と「ハイスピードプラン」という機能も値段も似ているプランが存在する。
一体どっちを選択すればいいのか迷ったので、それぞれの違いをまとめてみた。
【追記】
私は元々Lolipop(ロリポップ)で運用していたのですが、数年間運用することでLolipopの重大な問題が発覚したために、いろいろと調べて、Xserver(エックスサーバー)に移管することにしました。
移管に至った経緯や、XserverとConoha Wing(コノハウイング)の比較などについては下記をご参考ください。Xserverの料金が1万円引きになるリンクも紹介しています(私の場合これが最終的な決め手でした)
価格比較
価格を比較してみると、パット見はスタンダードプランもハイスピードプランも同じ。
細かく見ると、36ヶ月(3年)間未満の契約だとスタンダードプランの方が安い。ハイスピードは24ヶ月で693円とまぁまぁ安くなるが、それ未満だと800~1100円と割高。
性能の比較
料金表のページで確認できる性能面で大きく変わるところは3つ。
(1)ディスク容量、(2)転送量、(3)生成できるデータベースの数。
(1)ディスク容量は、200GBと320GBなのでけっこう違う。ただし、相当がっつり使わないと200GBは到達しない。
(2)転送量は1日あたり700GBと900GB。200GBの差は大きいが、正直そこまで気にしなくてもいいレベル。一日あたり700GBの転送量に到達するにはかなりのトラフィックを消費していることになる。
(3)生成できるデータベースの数は、50と無制限。これもなかなか差が大きいが、個人使用であればDB50個あれば十分なレベル。
ここまで見た限りでは、あえてハイスピードプランをえらばずとも、スタンダードプランで問題なさそう。
次に、実際にプラン変更で表示される表をみてみると、PHP(CGI版)、PHP(モジュール版)、PHP(LiteSpeed版)という記載が追加されている。
スタンダードプランはPHP(CGI版)、PHP(モジュール版)をサポートしているが、ハイスピードプランはしていない。代わりにPHP(LiteSpeed版)をサポートしている。
そもそも、PHP(CGI版)、PHP(モジュール版)、PHP(LiteSpeed版)の違いは何なのか?
PHP(CGI版)、PHP(モジュール版)、PHP(LiteSpeed版)の違い
lolipopのPHPサーバにはCGI版、モジュール版、LiteSpeed版が用意されている。それぞれの1番の違いはスピード(性能)。
CGI < モジュール < Lite Speedの順に高速になっていく。
項目 | CGI版 | モジュール版 | Lite Speed版 |
プロセス | PHP | Apache | PHP |
レスポンス | 低速 | 高速 | 超高速 |
iniによる設定変更 | ✓ | – | – |
CGI版とはPHPをWEBサーバーであるApacheのルートユーザーでない任意のユーザーが実行する方法。モジュール版とはApacheのルートユーザーとしてPHPを実行する方法。
LightSpeedは2017年頃に登場した新しいサーバーで、ApacheやNginxの次の世代のサーバーとされている。
性能とスピードで考えるとPHP(LiteSpeed版)が圧倒的にいい。
そしてこのサーバーが使えるのは、ハイスピードプラン(または最上位のエンタープライズ)になる。
まとめ
性能面でみれば通常サイトの場合は「スタンダードプラン」でほぼ困ることはない。ただし、LiteSpeed版のスピードと性能は素晴らしいものである。
もし、長期間サーバーを動かし続けることが決まっているのであれば、36ヶ月契約で「ハイスピードプラン」にするのがお得。ただし、合計支払金額は約2万円になる。
3年もいらない。1年あればいい。というのであれば、スタンダードプランがコスパ的にも優れている。
ちなみに1年間契約の金額は、スタンダードプランが6,600円、ハイスピードプランが9,900円となり、約3千円の差になる。
正直なところ小規模のWordpressサイトを3~4個動かす程度であれば、ライトプランで全然問題ない。問題はデータベースが一つなのでテーブルがごちゃごちゃするというくらい。。