世の中には年をとることを嫌い50歳にもなると老後を考え始める人がいます。もう若くないと考えたり、退職金のことを考え、スローライフを思い描いたりします。
50歳以降は仕事は終わり、店じまいの準備という考え方です。
ですが、平均寿命や健康寿命が延びた現在では、その考え方は完全に間違っています。にも関わらず昔のステレオタイプに縛られている人があまりにもたくさんいます。
ここではGoogleで十年以上にわたりCEOを務め前線を走り続けてきたエリック・シュミットが職を辞職するという決心を固めた後に、彼を慕う仲間たちが、年齢が高くてもバイタリティをもって活動している人たちに会って、どのように人生の岐路と向き合い、熟年期のキャリアへのモチベーションを保っているかをまとめた内容の要約を紹介しています。
50歳からが、人生で最もクリエイティブな時期だ。
経験値と自由があり、それを自分の好きな分野で発揮できる。人生の後半という比喩を使うのは避けよ。そんなことを言っていると、与えられるはずのインパクトも与えられなくなる。
引退後の暮らしや、老後の暮らしといって、文学や芸術、園芸を愛するなど、趣味の世界に入り表面的になぞるのだけはやめろ。
何に関わるにしても責任を持って、本気で取り組もう。
バイタリティのある人を探し、そういう人たちで周りを固め、付き合おう。
自分より若い人たちであることが多い。
自分がとくに上手くできることや、自分を他者と差別化していることを探せ。
自分に目的意識を与えてくれるのは何かを考え、それらを生かそう。
将来のことを心配して時間をムダにしてはいけない。
思いがけない偶然を生かす。人生の転機のほとんどは予想もしない、思いがけない形でやってくる。
50歳になったら「もう十分頑張ったそろそろ店じまいの準備だ」「もう50歳だ」というのは間違ったステレオタイプです。
5つの金言が示すように、人は50歳になってからでも十分に輝けます。むしろ、50歳になってからがようやく人生の本領を発揮できるタイミングです。
それまでの人生は、様々なことをやり知識や経験をみにつける準備期間に過ぎません。
そして、5つの金言は50歳だけでなく、60歳、70歳、80歳、90歳になっても有効です。大切なのは若々しくいるための精神を保つための考え方と行動をし続けることです。
あなたの人生がいくつになってもエネルギッシュで前向きで楽しいことを心より願っています。
この記事の内容はGoogleのCEOと会長を務めたエリック・シュミットやプロダクト責任者を務めたジョナサン・ローゼンバーグらが書いた「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」の内容の一部要約と自分なりの解釈を加えたものです。
ビル・キャンベルはAppleのスティーブ・ジョブズやGoogleやTwitterの経営幹部のコーチングを務め、世の中に偉大なリーダーを何人も送り出してきた人物です。
ビル・キャンベルが貫いてきた生き方やそこにまつわるストーリーには、最高のチームを作るためにリーダーやコーチが知っておくべき考え方や行動が宝の山のように詰まっています。
その考え方はビジネスやチームを成功に導くだけでなく、人として幸せに生きるためのより本質的な知恵でもあります。
この記事に興味を持たれた方は、本書を実際に手に取ってみることをお勧めします。あなたの人生をより幸せにし、成功へと導いてくれることは間違いありません。