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クラウドソーシングの重要性|積極的で優秀な人材と柔軟なチーム

最近では会社の中のメンバーだけで仕事を行うのではなく、派遣会社やパートナー企業に業務委託したり、クラウドソーシングすることが増えてきました。

クラウドソーシングはインターネットを介して業務委託をすることです。ただ、このような考え方に否定的・批判的な人は少なくありません。

その理由は割高になってしまう、足元を見られる、自社のメンバーが育たない、あるいは、クラウドソーシングそのものがよくわからないというものです。

しかし、クラウドソーシングを行うことはデメリットよりもメリットの方が遥かに大きいです。ここではクラウドソーシングのメリットについてまとめています。


優秀な人材が多い

そもそもクラウドソーシングに登録している人には、自分の仕事もこなしつつ、更に副業もやるといったようにモチベーションが高く優秀な人が多い傾向があります。

請け負った仕事で成果を出すことが自分自身の実績にもつながり、更にいい仕事を得るために重要なため、仕事にもしっかりと取り組む傾向があります。

クラウドソーシングの人材とは「やりたくてやる」人材です。一方、会社にいるメンバーは常に業務に積極的とは限りません。「言われたから仕方なくやっている」というモチベーションが低い人も少なくないのが実情でしょう。

そのことを考えると、自社のメンバーでなんとかしようとするよりも、より優秀でモチベーションが高い人を一時的にメンバーに迎え入れる方が遥かに大きなメリットがあります

point

クラウドソーシングには「やらされている人」ではなく「やりたい人」が集まっている。


チームが固定化されない

クラウドソーシングでメンバーを集めるということは、チームメンバーが固定化されないということです。

プロジェクトや業務の目的に応じてそれぞれに最適な人を集めることができます

一方、既存の社員でやりくりする場合だと、新しいスキルに関しては1から学ぶといった、とても遅く時間のかかる組織になってしまいます。

質の高い同一の商品を生み出していれば売れた時代は、自社の社員を時間をかけてじっくり育て上げる方法でも十分に業績を上げることができました。

しかし、変化が早く、過去の知識をさっさと捨て去ってアップデートすることが重要な現代においては、時間をかけてじっくり育てるという手法では社員の柔軟性が低くなり、組織の衰退を招く原因になります

クラウドソーシングは固定化しない柔軟なチームを作るうえでも非常に効果的です。

point

プロジェクトに合わせた柔軟なチームを作ることができる。


日本人に限る必要がない

日本は少子高齢化で人口の急減が約束された危機的な国です。人材の枯渇が著しくなるのは目に見えています。

そういった中でクラウドソーシングを活用すると、人材を日本だけでなく、他の国からも集めることができます

メンバーを集めるときに、狭く人材が少ない日本という枠組みに捕らわれる必要がなくなるわけです。これは将来的に非常に大きなメリットになります。

日本のクラウドワークスだけでなく、アメリカのアップワークなど様々なクラウドソーシングを活用することが、今後、変化に強い軌道にするためにも重要です。

point

メンバー採用を日本に限る必要がなくないため、将来の人材枯渇に耐えうる。




参考

この記事の内容はモルガン・スタンレーやGoogleで人材育成や組織開発を率い、自身も起業家であるピョートル・フェリクス・グジバチさんの著書『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』の一部要約に個人的な見解を加えたものです。

本書は現代の組織に求めれているものは何か?それを得るためにはどうすればいいかが具体的かつ論理的に記されています。

使われている用語は専門用語ではなく、誰にでもわかりやすいものになっていて、例も豊富に乗っている非常に実践的な良書です。

会社を率いている人や部署を率いている人、あるいはマネージャーを目指している人の必読書といえます。

この記事に興味を持たれた方は実際に本書を手に取ってみることをお勧めします。



yuta