仕事で忙しい人にとって妻のために時間を割くことは難しいことでもあります。
自分のやりたいことをも我慢して仕事をしている人にとっては尚更です。せっかくの休みは自分のために使いたいという気持ちが働いてしまうのが普通です。
しかし、仕事が忙しいからという理由で、家のことを妻に任せきりにし、お出かけや食事をしないと夫婦の仲はどんどんと険悪になっていきます。
家の中が険悪な状態だと、それは夫の精神状態にももろに影響し、仕事のパフォーマンスも下がります。
このため、妻のご機嫌を上手にとり、夫婦円満を保ち続けることは、夫婦が幸せに暮らすためだけでなく、自分が仕事で成果をあげ充実した人生を送るためにも必須です。
ここでは、女性の特性を生かして、時間をかけずに妻のご機嫌を取り続ける方法についてまとめています。
世の中の多くの男性が勘違いしていますが、妻を満足させるために毎日毎日何かをやったり、サプライズを企画したりあれやこれやとたくさんのことをやる必要はありません。
妻を満足させるためには月に1回デートするだけでも十分効果があります。
ポイントはデートの設定の仕方です。どこへ行くかといつ伝えるか、これが全てのカギを握っています。
月1回のデートで行くべき場所は、当然ですが男性が行きたい場所ではありません。妻が行きたい場所に行くことが重要です。
「俺が行きたいから〇〇へ行こう」というのは、「あなたよりも自分の方が大切」というメッセージに他なりません。
そうではなく、妻がどこへ行きたいか？を本人と相談しながら決めることが大切です。
多くの男性が見落としがちなところですが、デートの予定は遅くとも2週間前に伝える必要があります。
ここが非常に大きなポイントです。むしろ早ければ早いほどいいでしょう。（※ただし約束は絶対に守ること）
というのも女性は、先のスケジュールを思い描くことを楽しみにする性質があるためです。
これは女性だけでなく男性も同じでが、特に女性は、大好きな人とのデートや楽しみが予定されていれば、それを楽しみに頑張れる性質が非常に強い傾向があります。
このため、「どこに行きたい？」という会話から、妻が行きたい場所を2週間前に決めて「よし、じゃあ〇日は△△に行こう」という予定を立てておけば、あなたがどれだけ仕事で忙しくても、妻はそれを目標に頑張ることができます。
デートの日は妻の幸せを第一優先に考えることが重要です。なぜなら、デートでどれだけ幸せを感じることができたかが、その後の幸せが続く日数を左右するためです。
このため、デートの約束を忘れることは厳禁です。決して「私はその程度の存在なんだ」と感じさせてはいけません。
1日あるいは半日や夕食のデートで、妻が強い幸せを感じることができれば、その余韻は2週間ほど持続します。
つまり、2週間前にデートの予定を決めてそれを告げ、デートを実行し、余韻に2週間ひたることで、たった1回のデートにも関わらず、妻は1か月間もの長期間に渡って幸せを感じることができます。
あとは、この月1デートを繰り返すだけです。すると、妻に大量の時間を割いているわけでもないのに、妻は「私は大切にされている」と感じ幸せな気分に浸り続けることができます。
結婚記念日や誕生日など様々なイベントと重ね合わせれば、そこまで苦に感じることなくできるはずです。
なお、何かのついでであっても、決してそれをついでだと感じさせてはいけません。妻が「私のデートはついでなんだ」と感じた時点で、あなたが時間とお金を使ったにも関わらず、妻は幸せムードから一転して怒り・悲しみ・イライラ・険悪ムードへと転がり落ちていきます。
あくまでついでなのは用事で、メインは妻とのデートであることを心に留めておきましょう。
妻の意向を聞いてデートの予定を組み込んでおいたときに、どうしても外せない仕事が入ってしまうということもあるでしょう。
そうしたときは、「ごめん。どうしても外せない仕事なんだ」と伝えると、案外あっさりと「仕方ないね」と言ってくれることがあります。
それは、妻がデートまでの2週間を頭の中で楽しんでいるためです。
申し訳ないという気持ちと、埋め合わせをするということを伝えて実行さえすれば、夫婦の関係が崩れることはありません。
重要なのは「あなたのことを大切に思っている」という気持ちを行動で伝えることです。
多くの男性が陥っている勘違いにサプライズの過大評価があります。女性はサプライズでプレゼントを渡したり、食事に誘えば喜ぶという考え方です。
これはドラマやマンガの見過ぎによる弊害です。
女性は自分の服装や化粧など、自分がその場にふさわしい格好をしているか、周りからどのように見られているかを非常に気にします。
サプライズで外に連れ出した場合、喜びよりも、場違いな格好でその場にいることに対して恥ずかしさや惨めさを感じることになります。
それは嬉しいどころか最悪です。あなたのしたサプライズは彼女のプライドを踏みにじった行為になります。
そうではなく、2週間前から予定を告げて、美容院に行ったり、洋服を選ぶ時間を与えてあげることが妻への思いやりになります。
もちろん全てのサプライズが逆効果になるわけではありません。
外出せず家の中で家族だけで行うサプライズは妻に特大の喜びをもたらします。
クリスマスの日に朝起きたら、小さなプレゼントと愛を称えた手紙が置いてある。誕生日に仕事から帰ったら、夫と子供がクラッカーや装飾で出迎えてくれたなど、そういったサプライズは女性の心に幸せを吹き込みます。
大切なのは、普段から妻のことをよく知ろうとし、それをされた妻の気持ちがどうなるかを想像して配慮することです。