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【衝撃】お酒は薬物・百薬の長は嘘|知られざるお酒の真実

お酒を好きな人は世界中にたくさんいます。ワイン、焼酎、日本酒、チューハイなど様々なお酒があり、ついつい飲みたくなってしまうようなCMがたくさん流れています。

「酒は百薬の長」「ポリフェノールが入っている」など様々な歌い文句でお酒が売られていますが、そもそもお酒は体にいいものなのでしょうか?

ここではお酒が人体にどういった影響を与えるかを解説しています。


酒は百薬の長の由来は?

「お酒は健康に悪くて危険な飲み物だ」と言うと、「でも、酒は百薬の長」って言うしという反論が必ず返ってきます。

では、「酒は百薬の長」の由来をご存じでしょうか?研究に研究を重ねた医学の権威がそう発表したのでしょうか?

そうではありません。「酒は百薬の長」はことわざでも故事成語でもありません。

中国が「新」という時代に皇帝 王莽(おうもう)が考えた言葉です。お酒を世間に広め酒税をとることで国家財政を潤沢にするために広めた言葉です。

お酒は体をむしばんでいくにも関わらず「お酒が体にいい」という嘘を言いふらして、民にお酒を売りつけるための言葉です。

つまり「酒は百薬の長」は知恵のつまった賢者の言葉ではなくプロモーションの言葉です。

イギリスが中国にアヘンを「いいものだ」と言って売って、中国の主要人物たちを薬物中毒にした手法と同じです。

製菓企業が2月14日をバレンタインデーとなずけてチョコを売りつける作戦と同じです。

point

「酒は百薬の長」はプロモーションのための言葉。裏にあるのはお金を巻き上げるための国家の策略。


お酒とは薬物

ではお酒とはいったいなんでしょうか?

お酒とはアルコールです。そしてアルコールとは薬物です。つまり、お酒薬物です。

薬物というとマリファナやコカインなど依存性が強く人の生活を奪う麻薬を思い浮かべます。

ですが、お酒は麻薬と同じぐらいの依存性があります

お酒の依存性

実験内容

依存性とは「また欲しくなる」ことです。お酒や薬物などの依存性の強さを確かめる実験に次のようなものがあります。

動物に薬品を投与して、レバーを決められた回数引くともう一度薬品を投与してもらえるというとてもシンプルなものです。

そして投与されるごとに、次にもらえるまでのレバーを引く回数が増えていくという実験です。入手がよりめんどくさく困難になっていきます

もらえるまではレバーのから引きが続くので、依存性が弱ければ、レバーを引くというめんどくさい行為をしません。依存性が強ければなんとしてでも手に入れようとしてレバーを引き続けます。

つまり、レバーを引くのをあきらめた回数で依存性の強さがわかるという簡単な実験です。


アルコール vs たばこ(ニコチン)

身近にある依存症の代表格であるアルコールとたばこ(ニコチン)を比較すると、アルコールの方が圧倒的に依存度が強いです。

たばこ(ニコチン)は1000回程度に対して、アルコールは数千回に達します。

ドラマなどでたまにありますが「おい!バカヤロー酒買ってこい!」といって酒を要求したり、家の戸棚を明後日大事な貯金をもってお酒を買いに行くシーンはあります。

ですが、「おい!たばこ買ってこい」といって暴れまわるというのはほとんどありません。お酒の依存度はたばこに比べてかなり高いです。

違法薬物 vs アルコール

違法薬物のモルヒネとアルコールを比較すると、もちろん違法薬物とは比べ物にならないと思いたくなりますが、実験結果は違います。

結果は、モルヒネとアルコールの依存度はほぼ同じです。依存度の強さで見ればアルコールは違法薬物に匹敵します。(違法薬物でもコカインよりは低いです)

危険と違法は違う

お酒(アルコール)は違法薬物並みの依存性があり、様々な病気や死をもたらすほど危険なのに違法ではありません。

つまり、違法かどうかはどれだけ危険かだけではないということです。

日本と違い、死刑が合法な国もあれば、マリファナが合法の国もあります。違法かどうかは人体にどれだけ影響を与えるかという正義ではなく、国家の財政や秩序を基準に決められています。

法律は権力者の力や、時世、その時のイメージによって左右されます。それらは時が経てば変化するものです。だから法律は変わっていくものです。

たばこ

状況が変わっていったいい例がたばこです。バブルの頃はみんながたばこをバカすか吸っていました。

歩きたばこ、電車の中、飛行機の中でたばこを吸うのは当たり前でした。禁煙席や禁煙ルームなど存在せず、みんなが好きなところで吸っていました。

テレビCMもたばこのCMがバンバン流れて、一流俳優がたばこを吸うシーンを放映しイメージUPがそこかしこで行われていました。

それが1975年にWHOが「たばこは体に良くない」という発表をしてから、国内で規制がどんどんと進み、今ではほとんどの場所で喫煙者は決められた場所でしかたばこを吸えない状態になっています。


世界のお酒の現状

世界規模でお酒の立ち位置を見ると、これまでのタバコと同じような位置づけにいることがわかります。

お酒の健康に及ぼす危険性から、シンガポールなど野外でお酒を飲むことが禁止されている国もあります。

WHOはお酒に関して次のような発表をしています。

WHOのお酒に関する見解

アルコールは健康障害の最大のリスク要因の一つである。

つまり、これから世界的にはお酒を規制する動きがどんどんと強まっていきます

日本でも今は合法の薬物ですが、今後は違法薬物に認定される日がくるかもしれません。


まとめ

お酒とは何かをまとめると次のようになります。

お酒とは?

WHOが健康被害の最大のリスク要因とみなしている、現在ギリギリ合法の危険な薬物

「酒は百薬の長」は国家戦略の全くのウソで、「百害あって一利なし」というのがお酒の実態です。

ですが未だに「酒は百薬の長」という都合のいい言葉を信じている人は多く、お酒の流通量はものすごく、酒造メーカーや飲料メーカーはとても儲かっています。

その儲かったお金でメディアのスポンサーになり、たくさんのイメージアップのためのCMを打っています。

かわいい・かっこいい有名人が出てきて「ぷは~!最高~!」というCMを見て、すでに依存状態にある人の感情を煽っています。

このような状態でお酒の危険性に気付くのはとても難しいことです。多くの人がお酒にハマっていることは仕方のないことでもあります。


参考


yuta