ビジネスの現場に関わらず、プライベートなど相手との関係性を悪くする言葉というのがあります。
相手の悪口批判というのはあからさまです。ですが、中には、ついついみんなが使っている言葉で、実は言ってはいけない言葉があります。
ここでは、関係性を壊し、相手に嫌われる言いがちな言葉TOP6をまとめています。
最初に結論から言うと、言ってはいけない言葉のTOP6は次になります。
以下で、それぞれの内容について解説しています。
「とりあえず」という言葉は、いろんな場面で耳にします。
例えば、「とりあえず、やっておきます」「とりあえず、これやっておいてよ」です。
この「とりあえず」ですが、言葉にポジティブな意味はありません。
むしろ、「納得はしていないけど」「よくわからないけど」といった言葉と同じ内容です。
「とりあえず」をつけなければいけない状況自体がそもそも間違っています。仮に、「とりあえず」を付けたくなる場面だったとしても、「とりあえず」と言う言葉がなくても意味が通じます。
つまり、「とりあえず」は、無くてもいいし、発言してもマイナスにしかならないワードです。
「わかってます」も非常によく聞く言葉です。
上司から何か言われたときに「それは、わかってます」と言う人がいますがこれも最悪です。
「わかってます」は理解していますということを示しているのではなく、「そんぐらい知ってるよ」「いちいちうるさいな」という相手への反論です。
特に最悪なのが、相手の話が終わらないうちに被せて「わかってます」と言ってくる人です。こうした人は確実に嫌われます。
そもそも、「わかってます」と言う人ほどわかってないことがほとんどです。
「わかってます」と言うと、相手に嫌な思いをさせるということがわかっていないとうことです。
「できない」「できません」という言葉も言うべきではありません。
「できない」という事は「最初からやる気がない」というふうに捉えられてしまいます。
特に、「時間がなくて、できない」という場合は尚更です。
やるべきことは、「できない」という言い訳をすることではなく、「どうしたらできるかを考えること」です。
「できません」と真逆ですが、「できます」も言ってはいけないワードです。
もちろん本当に実行可能なことを「できます」と言うことには何の問題もありません。ですが、物理的に不可能なことを「できる」と言ってはダメです。
とりあえずなんでもかんでも「できます」「やります」「OKです」というのは最悪です。
それは、ウソや詐欺でしかありません。相手からの信用を失います。
ただし、単純に「できない」と言うだけではダメです。
そうではなく、「その代わりに」という代替案を出す必要があります。
例えば、納期が1年かかる仕事を、来週納めてよと言われた場合に、これを「できます」と言ったら大問題です。
そうではなく、「それはできません。ですが、ここまでであれば来週までに納品できます」というように、正直にできないことを伝えたうえで、代替案を出します。
「ご連絡をお待ちしてます」も言ってはいけない言葉です。
「もし興味があったら、よろしければご連絡をお待ちしてます」といったように使われることが多いです。
この言葉を言って連絡が来ることはまずありません。
「ご連絡をお待ちしてます」というのは受け身な姿勢を代表する言葉の一つです。
ビジネスにおいて受け身になってはいけないというのが鉄則です。
ビジネスとは狩りです、自分で狩りに行けない人にチャンスは巡ってきません。
このため、決して、決定権を相手に委ねてはいけません。
「ご連絡お待ちしてます」という言葉は、連絡するかどうかの決定権を相手が持っているということです。
それどころか、その言葉を発した時点でこちらから連絡できないという状態を作ります。つまり、自分自身に行動制限をかける言葉でもあります。
そうではなく「〇〇頃に、私の方からご連絡しますね」といったようにこちらが主導権を握って話を進めていくことが必須です。
自分たちを有利にするために他社を批判したり悪口を言う人がいますが、これは絶対に言ってはいけません。
「他の会社のサービスはここがダメです」「あそこはやめておいた方がいいです」といったように、相手を下げる言葉は、それを発した自分自身も下げます。
なぜなら「あっ、こいつ他社を下げにかかってるな」というのが簡単に伝わるからです。
特に、既に取引がある会社の悪口を言うのは言語道断です。
契約を結んでいるということは、その相手を信じたということです。その相手を批判することは、信じた人も批判しているのと同じです。
悪口はブーメランで必ず自分のところに返ってきます。