世の中には一生懸命仕事をし成果を上げている人たちがたくさんいます。好きな職種についている人もいます。
ですが、そういった人たちがみな仕事を楽しんでいるかと言えば決してそうではありません。
忙しすぎる、楽しくない、辞めたい、転職したいと思いながら仕事をしている人も少なくありません。
ですが、自分の貴重な人生の時間をかけて一日の大半を働いて過ごすのであれば楽しくありたいものです。
そもそも、仕事において楽しいを実感するために必要なことはなんでしょうか?
最初に結論から言うと、仕事における楽しさとは「同僚と一緒に笑ったり、ジョークを言い合ったり、しながら共に仕事をすること」です。
仕事の内容や成果よりも、一緒に働いている人たちと良好な関係が築けて、ジョークを言い合い笑える関係であれば、職場は楽しいものになります。
例え失敗したとしても、それを笑いに変えてくれる人がいれば、また前を向いて歩きだせるものです。
社員が会社を去る一番の要因は「上司と一緒にいたくないから」です。誰と一緒に働くかは、仕事の時間を充実させるために必要不可欠です。
現状が楽しくないと言っている人たちは、むしろ笑ったりジョークを言っている人たちを「無駄口をたたくな」「俺/私の方が仕事してる」というように見下していることが原因かもしれません。
自ら楽しさを遠ざけていれば、仕事が楽しくなるはずがありません。
会社で社員に楽しんでもらうための交流会を開くときに、景品を用意したり、仮装パーティーをやるなど手の込んだことをする人たちもいますが、そこまでお金をかける必要はありません。
「美味しい料理」と「最高の音楽」そして「美味しいアルコールやソフトドリンク」があれば根っから楽しむことができます。
あともう一つ大切なことがあるとすれば「楽しむことを忘れない」という心構えです。
楽しむために重要なことは「許される限界ラインをできる限り広くしておく」ことです。
ちょっとしたイタズラや遊び心で怒られるような環境では決して楽しむことはできません。
上司や経営者などを少々いじって笑いをとるぐらいの広い許容範囲が望ましいです。
もちろん人をバカにしたり蔑んで笑いをとるのはやってはいけない行為です。そうではなくモノマネや矛盾を作り出すといったユーモアのある上品な笑いはいくらあってもマイナスになることはありません。
むしろ、多ければ多いほど職場に活気と楽しさが溢れ、仕事の成果が上がります。
この記事の内容はGoogleの経営陣 エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル、ラリー・ペイジの共著「How Google Works ―私たちの働き方とマネジメント」の内容の一部抜粋と要約です。
一国家と同等な資金を持ち、世界中で知らない人はいないほどのGoogleという大成功企業の中で、
などなど、これからの時代に欠かすことのできない内容がギッシリ詰まった一冊です。堅苦しくなくユーモアがあり読みやすい文体ですので、ぜひ一読されることをお勧めします。