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能力のピラミッドとは何か?各レベルをわかりやすく解説。マネージャーは主体性、想像性、情熱を引き出す必要がある

能力のピラミッドとは何か?

能力のピラミッドとは、世界的な経営思想家のゲイリー・ハメル氏が提唱したフレームワークです。

レベル1~6の6段階でステージが分けられていて、企業が繁栄するためには、社員がレベル4以上の能力を備えていることが重要と言われています。

経営思想家のゲイリー・ハメルの能力のピラミッド


レベル能力内容
1従順出された指示に従い行動すること。
2勤勉より良い成果をあげるために学ぶこと。
3専門性職務に必要な専門的なスキルを身につけていること。
4主体性自ら手を挙げて積極的に関わること。
5創造性柔軟な発想で新しい価値あるものを作り出すこと。
6情熱難しいことや逆境でくじけず、何度でも立ち上がり前を向けること。


レベル1~3とレベル4~6の違い

ポイントは図にもあるようにレベル3(専門性)とレベル4(主体性)の間にある点線です。

これは、レベル1~3とレベル4~6が別軸にあることを示しています。専門性をさらに極めればレベル4になるという形ではなく、レベル4以降はそれぞれ別々のスキルということです。

特にレベル1~3は業務の中で身につけることができますが、レベル4~6は日々の業務をこなしているだけでは身につきません。


レベル4~6も会社が引き出す

レベル4~6の主体性、創造性、情熱といった部分はこれまで「個性」のような位置づけとされてきました。

あればいいし、なければそれでもしかたない。従順で勤勉で専門性があればそれでいいという考え方です。

しかし、昨今では全ての人にレベル4~6の能力も求められるようになっています。

にも関わらず、これらの能力を教え引き出そうとしている会社は多くありません。かつ、自発的に学ぼうという姿勢の社員よりも、会社がそれらを用意してくれることを望む社員の方が多い状態です。

このため、会社でマネージャーが社員の主体性、創造性、情熱を引き出していくことが重要となります。

そしてそれができている企業は、エネルギーに溢れ強い企業になります。

point

企業(上司)が社員の主体性、創造性、情熱を引き出す必要がある。

yuta