pythonには便利なモジュールがたくさんあります。これらのモジュールを使うためにはimport(インポート)する必要があります。
importの方法は複数あります。それぞれの違いを実際の使い方の例を用いて解説しています。
importの種類
- import A
- import A as B
- from A import C
importは主に上記3つです。
import A
「import A」は、モジュールAに定義されているすべてのクラスや関数を読み込みます。
import datetime
(datetimeモジュールを読み込む)
※そもそもモジュールとは?
- pythonの定義や文章が入った「ファイル」のこと。
- そのファイルの中に、いろいろな関数(ツール)が記述されている。
- 関数定義や実行文を入れることができる。
- モジュール内で他のモジュールをimportできる
import A as B
「import A as B」は、モジュールAを名称B(任意)として読み込みます。指定した名前Bのことをエイリアスと呼んだりもします。
コード記述を楽にするために省略語を設定することが多いです。
import pandas as pd
(pandasをpdとしてインポート)
■import pandasのみの場合
df = pandas.DataFrame()
■import pandas as pdの場合
df = pd.DataFrame()
from A import B
「from A import B」は、モジュールAの関数BやクラスBを読み込みます。
(関数やクラスとは一つのパッケージ化した機能をもつツールのことです。)
from selenium import webdriver
(seleiumのwebdriber)
seleniumのファイルの中の、webdriverというツールを読み込んでいます。
スクレイピングなどでよく使うseleniumにはたくさんのツールが入っていますが、使いたいのはwebdriverだけという場合に使います。
言葉の定義
モジュール、パッケージ、ライブラリの違い
①モジュール:ある機能を提供してくれる .pyファイル。
②パッケージ:複数のモジュールをまとめた .pyファイル。
③ライブラリ:モジュールやパッケージのこと。定義は曖昧。
└ jQueryのライブラリのように、便利な機能がたくさん集まったファイルの意味。
参考サイト(言葉の違い、パッケージの作り方)