【JavaScript】引数とパラメータの違いとは何か?実例で解説

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JavaScriptの学習を始めると、「引数」と「パラメータ」という言葉がよく出てきますが、違いを聞かれると意外とあやふやな人も多いのではないでしょうか。

本記事では、初心者でもスッキリ理解できるように、実際のコード例を使いながら「引数」と「パラメータ」の違いをわかりやすく解説しています。


引数とパラメータの違い

引数とパラメータはどちらも関数のカッコ( )の中に関するものですが明確な違いがあります。

簡単に言うと以下のようになります。

引数とパラメータの違い
  • パラメータ(parameter)
    関数を定義するときの“受け取る側”の名前

  • 引数(argument)
    関数を呼び出すときの“渡す側”の値


実例で解説

実例1

以下の関数でカッコの中に「name」を指定しています。

function greet(name) {
  console.log("こんにちは、" + name + "さん!");
}

greet("太郎");


このとき、関数の定義の中にあるnameがパラメータです。

関数を呼び出すときに渡す値「太郎」が引数です。


実例2

以下のように関数の定義の中にaと bがある場合、aとbがパラメータです。

function add(a, b) {  // ← a, b はパラメータ
  return a + b;
}

このadd関数を呼び出したときに渡した値3と5が引数です。

let result = add(3, 5);  // ← 3, 5 は引数
console.log(result);     // 出力:8


デフォルト引数

関数を定義したときにパラメータに代入した値を「デフォルト引数」といいます。

関数の呼び出し時に引数が渡されなければ、パラメータにデフォルト引数がわたります。

function greet(name = "ゲスト") {
  console.log("こんにちは、" + name + "さん!");
}

greet();          // → こんにちは、ゲストさん!
greet("花子");    // → こんにちは、花子さん!
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