【AppSheet】エラーの原因や意味と対処法|TEXT function with two arguments requires a temporal type and text representing a date format(テンポラル型とは何か?)

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Appsheetのtext関数やtext関数を使ったときに表示されるエラー「TEXT function with two arguments requires a temporal type and text representing a date format」の意味や解決方法についてまとめています。


エラーの内容(意味)|temoporal typeとは何?

「TEXT function with two arguments requires a temporal type and text representing a date format」は「2つの引数を持つTEXT関数には、テンポラル型と日付形式を表すテキストが必要です」という意味です。


temporal type(テンポラル型)とは、時間を表す型のことです。AppSheetでは「Date」「DateTime」「Time」型が該当します。temporalとは「時間に関する」という意味です。

このエラーが発生したときは、以外のカラムに対して第2引数を適用しています。


エラー対処法

エラーの対処法はとても簡単です。もし第1引数で指定しているカラムの型が「Date」「DateTime」「Time」の場合は第2引数を削除してください。

  ↓


AppSheetのtext関数はスプレッドシートやエクセルと異なり、「Date」「DateTime」「Time」以外の型は第2引数によるフォーマットの指定が必要ありません。

AppSheetが元のカラムの型や設定を判定して自動でフォーマットを適用します。

以下でAppSheetのtext関数についてもう少し詳しく解説します。



AppSheetのtext関数

引数が1つの場合と2つの場合の違い

AppSheetのtext関数はスプレッドシートやエクセルとは大きく異なります。

AppSheetの場合、引数が2つになるのは対象のカラムの型が「Date」「DateTime」「Time」の3つのみです。それ以外は引数は1つのみです。


引数が1つのみの場合

text1関数の引数が1つのみの場合、処理結果は入力した値の形式や元のカラムで指定してある型や表示形式が適用されます

数式処理結果処理結果の型
TEXT(1224)1,234Number
TEXT(“1234”)1234Text
TEXT(32768.1024)32,768.10Decimal
TEXT(“2019-11-01 13:34”)11/1/2019 1:34:00 PMDateTime
TEXT([price型のカラム名])\1,234Price
TEXT([percent型のカラム名])49%Percent
point

price型のカラムを指定した場合、1000桁区切りだけでなく、通貨のシンボルも適用されます。


引数が2つの場合|text関数の第2引数指定できる文字列の一覧

引数が2つになるのは対象のカラムの型が「Date」「DateTime」「Time」の3つのみです。

第2引数では以下の文字列を使うことができます。

text関数の第2引数指定できる文字列の一覧
  • YY: 2 桁で表した年(19)
  • YYYY: 4 桁で表した年(2025)
  • M: 1 桁または 2 桁の月(3、12)
  • MM: 2 桁で表した月(03、12)
  • MMM: 月の短縮表記(3 月(英語の場合は「Mar」)、12 月(英語の場合は「Dec」))
  • MMMM: 月の正式表記(3 月(英語の場合は「March」)、12 月(英語の場合は「December」))
  • D: 1 桁または 2 桁の日(8、31)
  • DD: 2 桁で表した日(08、31)
  • DDD: 曜日の短縮表記(水)
  • DDDD: 曜日の正式表記(水曜日)
  • H: 1 桁または 2 桁の時(9、10)
  • HH: 2 桁で表した時(09、10)
  • M: 1 桁または 2 桁の分(6、58)
  • MM: 2 桁で表した分(06、58)
  • S: 1 桁または 2 桁の秒(0、18)
  • SS: 2 桁で表した秒(00、18)
  • AM/PM: 「AM」または「PM」で表した午前 / 午後A/P: 「A」または「P」で表した午前 / 午後


(補足)

  1. M の意味はコンテキストに依存し、H の後または S の直前に置かれた場合は「分」を意味ます。
  2. /PM または A/P が指定された場合、時刻は 12 時間形式で表示され、そうでない場合は 24 時間形式で表示されます。
  3. 上記以外の文字は出力テキストにそのまま含められます。よく使われるのは、-(ハイフン)、/(スラッシュ)、:(コロン)です。


実例

数式処理結果
TEXT(“2025-11-01”, “yyyy/mm/dd”)2025/11/1
TEXT(“2025-11-01 1:34 PM”, “HH:MM”)13:34
TEXT(“2:23 PM”, “H”)14
TEXT(“14:23”, “H A/PM”)2 PM
TEXT(“4/15/2020 14:23”, “M”)4
TEXT(“2025-11-01”, “dddd”)土曜日



(参考)AppSheet Help: TEXT関数

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